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〈試験艦「あすか」ASE-6102 180520.玉野〉 |
全長 | 151m |
全幅 | 17.3m |
深さ | 10m |
喫水 | 5m |
基準排水量 | 4,250t(満載排水量6,200t) |
エンジン | ガスタービン2基2軸(LM2500) 出力43,000PS |
速力 | 27kt |
乗員 | 約70人(他に試験員100名) |
備考 | 「くりはま」に続く、海上自衛隊2代目の試験艦。ミサイル時代に対応した将来艦艇用の各種装備品や新規開発品をテストするため、「くりはま」に比べ試験・評価能力が大きく向上している。艦内は各種機材の装備と撤去が容易にできる造りになっており、収集された各種データを解析・評価するための試験評価室もある。これまでに「あすか」によって性能評価試験が行われた新開発品は「ひゅうが」型に搭載されているFCS-3多機能レーダーや「あさひ」型の潜望鏡探知レーダー、新アスロック、魚雷防御用のデコイ、ジャマーほか多岐に渡る。 水線下に設けられた大型のOQQ-21ソナーのドームに錨がぶつからないようにするため、艦首は他の艦艇に比べて鋭く突き出した形になっている。艦橋前の甲板室にはMk41VLSが8セル装備され、ESSMや新アスロックの運用試験が行われた。艦橋上には「ひゅうが」型から搭載されたFCS-3の試験用にフェーズドアレイレーダーの基台が設けられている。(現在は試験終了のため、カバーで塞がれている) 艦尾には飛行甲板とSH-60J/Kが収容可能な格納庫が設けられているが、固有の搭載機は持たず、格納庫も普段は各種試験装備の格納に使われている。 試験する装備品は試験終了後に取り外され、また新たなものが搭載されるため、年代によって艦容が多少変化する。 主機はガスタービンだが、ガスタービンの発電機で発電し、その電力で推進するCOGLAG(電気推進)方式を自衛艦として初めて採用した。(現在はガスタービンのみ) 有事の際には所要の改造を施し、「あさぎり」クラスの護衛艦並みの戦力として転用されることが想定されている。 |
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