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〈護衛艦「ゆうぐも」DD-121 030517.阪神〉 |
全長 | 114m(44、46年度艦は115m) |
全幅 | 11.8m |
深さ | 7.9m |
吃水 | 3.9m |
基準排水量 | 2,050t(44年度艦以降は2,150t) |
エンジン | 三菱12UEV30/40型Nディーゼル6基2軸 26,500PS |
速力 | 約27〜28kt |
乗員 | 約210人 |
船型 | 遮浪甲板型 |
主要兵装 | 50口径3インチ連装速射砲×2、ボフォースロケットランチャー×1、アスロックランチャー×1(16セル)、3連装短魚雷発射管×2、VDS装置一式(ゆうぐも) |
備考 | 第二〜第三次防衛力整備計画の主力護衛艦で、同型6隻が建造された。間に「みねぐも」型3隻を挟んで、「やまぐも」「まきぐも」「あさぐも」の前期型、「あおくも」「あきぐも」「ゆうぐも」の後期型各3隻ずつに分けられる。 船形は遮浪甲板型で、艦橋に続く煙突、マストはほぼマック方式に近い。また、ディーゼル機関特有の震動の影響が比較的少なかったとされる。護衛艦として初めてバウソナーを採用して船体抵抗を比較的少なくし対潜探知距離を増加させたほか、後には可変深度式ソナー(VDS)も装備した。また対潜兵器であるアスロックを最初に搭載した護衛艦でもあり、ボフォースロケットランチャーや3連装魚雷発射管も装備したことで、極めて強力な対潜戦闘能力を持っていた。これは本型が特に「DDK(対潜護衛艦)」という、現在では見られない種別だったことからも伺える。 後期型の「あおくも」「あきぐも」は1999年から2000年に練習艦に種別変更された。 最終艦の「ゆうぐも」が2005年6月15日に除籍となり、「やまぐも」型は全艦退役となった。 |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 製造所 |
DD-113 やまぐも (1991.6.20 練習艦へ種別変更 1995.8.1 除籍) |
1964.3.23 | 1965.2.27 | 1966.1.29 | 三井玉野 |
DD-114 まきぐも (1991.6.20 練習艦へ種別変更 1995.8.1 除籍) |
1964.6.10 | 1965.7.26 | 1966.3.19 | 浦賀重工 |
DD-115 あさぐも (1993.10.18 特務艦へ種別変更 1998.3.24 除籍) |
1965.6.24 | 1966.11.25 | 1967.8.29 | 舞鶴重工 |
DD-119 あおくも (1999.3.18 練習艦へ種別変更 2002.6.13 除籍) |
1970.10.2 | 1972.3.30 | 1972.11.25 | 住友重機浦賀 |
DD-120 あきぐも (2000.6.23 練習艦へ種別変更 2005.2.16 除籍) |
1972.7.7 | 1973.10.23 | 1974.7.24 | 住友重機浦賀 |
DD-121 ゆうぐも (2005.6.15除籍) |
1976.2.4 | 1977.5.31 | 1978.3.24 | 住友重機浦賀 |