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〈護衛艦「あまぎり」搭載のアスロックランチャー 030802.舞鶴〉 |
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重量 | 約23t |
全長 | 約5m |
高さ | 約3.6m |
全幅 | 4m |
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使用魚雷 | Mk-44、Mk-46、73式魚雷 |
重量 | 約450kg |
全長 | 約5.2m |
直径 | 約30cm |
最大射程 | 約9km |
速度 | マッハ1以上 |
推進薬 | 固体 |
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製作 | 三菱重工 |
備考 | アスロック(ASROC)はAnti
Sub-marine ROCketの略で、ロケットを装着して射程を延ばした魚雷を、箱型のランチャーから発射する対潜兵器である。魚雷は空中を飛翔し、目標海面付近でロケットを切り離してパラシュートにより海面に到達し、その後水中を敵潜水艦に向かって航走する。空中を飛翔させる事で、魚雷発射管で直接海中に魚雷を投入するのに比べてより遠くへ、より早く魚雷を到達させられるメリットがある。 ランチャーはMk112というランチャーとMk7というランチャー架構、および最装填システムからなるMk16GMLSという米軍制式装備で、海上自衛隊ではこれを国産化した74式アスロックランチャーを護衛艦に搭載している。このランチャーは8連装で、電機油圧により遠隔操縦する。上下2段のランチャーが4セット並んだ形になっているが、これは1セットずつ独立して仰角をとる事ができる。 「やまぐも」型以降の護衛艦に装備され、「はつゆき」型以降はアスロック弾庫から機力による装填が可能な直接装填装置を装備した。アスロック弾庫にはブローアウト・パッチという円型の蓋が付いており、弾庫内で爆発事故があった場合、ここから爆風を逃してダメージを最小限に抑える仕組みになっている。 なお、イージス艦「こんごう」型および「むらさめ」型護衛艦からは垂直発射機(VLA)になっている。また2007年には、このVLAをもとに開発した「07式垂直発射魚雷投射ロケット(新アスロック)」が制式化された。 |