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〈操作訓練用誘導弾 071021.日本原〉 |
愛称 | ハンドアロー |
略称 | 携SAM |
全長 | 1,430mm |
胴体直径 | 80mm |
重量 | 11.5kg |
誘導方式 | 画像+赤外線誘導方式 |
構成 | 誘導弾(発射筒に封入)、発射機、外部電池、味方識別装置 |
製作 | 東芝 |
備考 | スティンガーの後継として開発された国産の携帯式地対空誘導弾で、略称は「SAM-2」。主に戦車部隊や特科部隊において自衛用として装備される。従来の赤外線誘導に加え、可視光による画像誘導方式を採用しているため、エンジンの排気熱を追尾する赤外線誘導と異なり正面からの迎撃性に優れるほか、フレア等の赤外線妨害にも対抗できるなど、スティンガーに比べて正面攻撃性、瞬間交戦性、対妨害性が向上している。目標をロックオンしたミサイルは射手の肩に担がれたチューブから射出用ロケットモーターによって打ち出され、操舵翼を展開して飛翔用ロケットモーターに点火、最高速度マッハ1.9まで加速して目標へ向かって飛翔する。 一見しただけではスティンガーとの見分けがつけにくいが、パネル状のIFFアンテナの肉抜き孔の形状で判別できる(91式は孔が2段、スティンガーは1段)。 公募された愛称は「ハンドアロー」だが、部隊内では「携SAM」と呼ばれるのが通常のようだ。 この91式携帯地対空誘導弾を8連装のランチャーに収納し車載化したのが93式近距離地対空誘導弾である。また、OH-1観測ヘリコプターにも自衛用の空対空誘導弾として4発が搭載されているほか、航空自衛隊や海上自衛隊でも調達されている。 |
〈021020.日本原〉 | 〈021020.日本原〉 | 〈021020.日本原〉 | 発射機 〈030118.陸上自衛隊広報センター〉 |
展開状態 〈030118.陸上自衛隊広報センター〉 |
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左下面 (071111.姫路) |
右下面 (071111.姫路) |
IFFアンテナ (071021.日本原) |
発射機 (071021.日本原) |
照準装置 (071021.日本原) |