105mm榴弾砲を牽引車から切り離し、所定の位置へ移動。かなり重そうではありますが、人力で運べてしまうんですねぇ。


脚を広げ地面に降ろすシーン。ゆっくり降ろすのではなく、ガシャン!と一気に降ろしてしまいます。


チャイコフスキー作曲の序曲「1812年」の「勝利のコラール」における大砲パートを担当する105mm榴弾砲。音楽隊の演奏に合わせて空包射撃を実施します。


105mm榴弾砲M2A1はFH-70のような薬嚢式ではなく薬莢式であるため、射撃後はこのように空薬莢が尾栓から排出されます。


演奏を終えて敬礼する第13音楽隊長、渡部 栄司一等陸尉と第13特科隊の隊員。今年も素晴らしい「1812年」を聴けて満足です!(^^


退場する第13音楽隊。


105mm榴弾砲も牽引され退場しました。


訓練展示前に、日本原駐屯地業務隊の消防車が会場に水撒き。


11:40からは第13特科隊、第13戦車中隊を中心に、各職種連携で敵陣地を攻撃する訓練展示が実施されました。特科部隊が計60発の射撃を実施した他、今年は第8、第46普通科連隊の応援もあり軽装甲機動車が展示に参加、また日本原では珍しくヘリのドアガンによる射撃も実施されました。が、レンジャー部隊のリペリング降下や一昨年まで盛り込まれていた戦車回収車による故障車の回収作業も無く、ちょっとあっさりした内容という印象を受けました。


11:35頃から訓練展示の準備が始まりました。1
1/2tトラックで運ばれてきた、薄で作った遮蔽物が次々と設置されていきます。


会場右手から対抗部隊(敵役)の隊員が入場。


所定位置につく対抗部隊の隊員。小銃を構えて攻撃部隊を待ち受けます。


今回の対抗部隊はヘルメットに赤いバンドを巻いていました。わかりやすくて良いですね。


対抗部隊の火力として、155mm榴弾砲FH-70が1門と、74式戦車が1輛配置されました。戦車には敵役を示す赤い星が付いています。


「状況開始」前日に敵陣地に接触し、敵部隊から攻撃を受けた攻撃部隊長は、陣地を奪回するための攻撃を計画中という設定。まずは第13飛行隊のOH-6Dが航空偵察を実施します。「こちら隊長、上空からの偵察を実施せよ」「こちらオスカー、敵陣地を確認」「こちら隊長、了解」


OH-6Dからの報告を受けた攻撃部隊長は、野戦特科部隊および高射特科部隊に陣地占領を下命。会場左手では攻撃部隊を火力支援するため、第13特科隊の155m榴弾砲FH-70が5門、自走して陣地進入してきました。BGMはケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」です。


続いて第13高射特科中隊の93式近距離地対空誘導弾、通称近SAMが2輛進入。


その後方に、第13高射特科中隊の81式短距離地対空誘導弾、通称短SAMと射撃統制装置が各1輛進入。高射特科部隊は直上に飛来する敵航空機等を撃破する、対空戦闘を任務とします。


特科部隊の射撃陣地ではFH-70の射撃準備が進んでいます。砲身にロープをかけ、人力で砲身を180度旋回。砲班のチームワークが光ります。


続いてBGMが「ミッション・インポッシブル」に代わり、第13偵察隊のオートが4輛進入。うち2輛が華麗なジャンプを披露しました。


敵からの銃撃を受け、一旦後方へ下がります。


後方から前進しつつ、車上射撃。相変わらず見事な技術ですね。


オートを倒して盾にしつつ、威力偵察を実施します。


反撃する対抗部隊。


オート班の離脱を援護するため、第13偵察隊の87式偵察警戒車が進入してきました。74式車載7.62mm機関銃で敵陣地を攻撃します。


その間にオート班が離脱し、偵察警戒車も続いて後退しました。
「こちら偵察隊、離脱成功!」「こちら隊長、了解。ただいまから、敵陣地に対する攻撃を実施する。」


地上偵察により敵陣地を確認した攻撃部隊長は、前面の敵に対する攻撃を決心しました。
「特科、攻撃準備射撃を実施せよ」「こちら特科、攻撃準備射撃を実施する!」FH-70が18発の攻撃準備射撃を開始。


擬爆筒が爆発し、敵陣地への着弾を現示しています。
「こちら特科、敵部隊後退!」「こちら隊長、了解」


攻撃準備射撃が続行され、計18発を撃ち終えました。
「こちら特科、攻撃準備射撃終了!」「こちら隊長、了解」


高射特科中隊が、接近中の敵航空機を発見しました。
「こちら高射、敵航空機接近中。対空射撃を実施する」「こちら隊長、了解」

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