海上自衛隊呉地方隊、香川地方協力本部、業者さんの売店が並ぶテント。広報コーナーや記念スタンプコーナーがありました。

高松港に入港する国立弓削商船高等専門学校の練習船「弓削丸」。ちょうどこの日は「一日船長」なる体験企画をやっていたようです。

10:50ごろ高松港を離れ、今度はさぬき浜街道を西へ走り坂出港へ向かいました。坂出港林田地区に到着したのは11:30頃、すでに午前の一般公開は終了し、休憩時間に入っていました。午後の公開開始まで待つ時間的余裕はないので、艦内見学はあきらめて護衛艦「さわぎり」と「あけぼの」の両艦を外から見学。坂出港も高松同様陸上自衛隊の車両が来ており、1t半救急車、87式偵察警戒車、野外手術システム、1/2tトラック、高機動車が展示されていました。衛生科の車両が展示されているのはちょっと珍しいな、と思いました。

ところ変わって坂出港林田地区に停泊中の護衛艦「さわぎり」。第1護衛隊群/第5護衛隊に所属し、佐世保を提携港としています。


「さわぎり」前甲板の62口径76mm速射砲。写真では小さくてよくわかりませんが、砲口には保護カバーがかぶせてあります。

「さわぎり」前甲板のアスロックランチャ。2番発射筒だけが仰角をとった状態で止まってました。

「さわぎり」右舷側、本来は7.9m内火艇がある場所になぜかゾディアック社製の大型ゴムボートが搭載されてました。「ZODIAC HURRICANE」というボートのようです。

「さわぎり」右舷側のハープーン艦対艦ミサイル。キャニスターは両舷とも3基ずつ搭載されていました。

「さわぎり」艦尾のシースパロー短SAMランチャ。蓋をひとつ外した状態で、中に訓練弾が装填されています。

「さわぎり」飛行甲板に駐機されていたSH-60J哨戒ヘリコプター、#8299。テイルブームを折畳んでいて部隊名が確認できませんでしたが、おそらく第22航空隊の機体だと思います。

「さわぎり」とともに坂出港に停泊中の護衛艦「あけぼの」。第1護衛隊群/第1護衛隊に所属しています。

「あけぼの」の90式艦対艦誘導弾(SSM-1B)。ハープーンミサイルに相当する国産の艦対艦ミサイルです。キャニスターは両舷とも3基ずつ搭載されています。


「あけぼの」飛行甲板に駐機している第22航空群/第22航空隊(大村)のSH-60J哨戒ヘリコプター、#8289。

SH-60J#8289とともに展示されていた、Mk46航空魚雷の訓練弾と思われる弾体。

坂出港にも陸上自衛隊車両が展示されていました。第14旅団/第15普通科連隊/本部管理中隊(善通寺)の1 1/2t救急車。

第14旅団/第14偵察隊(善通寺)の87式偵察警戒車。

第14旅団/第14後方支援隊/衛生隊(善通寺)の野外手術システム。駐屯地祭以外でこの装備が展示されるのは珍しいのではないでしょうか。

野外手術システム用の発動発電機。デンヨー株式会社製のブラシレス交流発電機です。

第14旅団/第14後方支援隊/衛生隊(善通寺)の1/2tトラック。

第14旅団/第15普通科連隊/本部管理中隊(善通寺)の高機動車。

坂出港の会場にも地本や業者さんのグッズ販売のテントが並んでいました。

「さわぎり」から、おそらく午前中の体験航海で出たであろうゴミ袋の搬出作業をしていました。

12:10ごろ坂出港を離れ、今度は瀬戸大橋を渡って岡山県倉敷市にある玉島港へ向かいました。私は行った事がないのですが、玉島では毎年この時期「玉島ハーバーフェスティバル」と銘打って護衛艦の艦艇広報を行なっており、今年で3回目となるそうです。過去2回は護衛艦「せとゆき」が来港したようですが、今回は瀬戸大橋20周年記念事業に絡ませての開催ということで、来港艦も「ひえい」「いなづま」の2隻と大盤振る舞いでした。
さて、坂出を出発してから途中で昼食をとり、順調にいけば13:30には玉島港へ到着する予定だったのですが・・・。あろうことか道に迷ってしまいました。(´Д`;; 水島インターチェンジを降り、順調にドライブしているつもりだったのですが、高梁川を渡るための「水玉ブリッジライン」への入口がわからなかった事から、あちこちさまよう事になってしまいました。これまでにも自衛隊イベントへ向かう途中で道に迷った事は多々ありますが、今回ほど盛大に右往左往した事はありません。何しろ地図を見ても今どこにいるのかさっぱりわからねぇ!しまいには太陽の方向を見て東西南北を判断して車を走らせる始末。自分の車にカーナビを付けていないのをこれほど後悔した事はないですね。(T_T 気持ちばかりが焦る中、時間だけが刻々と過ぎていきます。時計が14:20を示し、「あーこりゃダメか、もう間に合わないかな・・・」とあきらめかけた時、奇跡的に「玉島ハーバーフェスティバル↑」の立看板を発見!(゜∀ ゜) 何とか会場へ到着する事ができました。護衛艦「いなづま」および「ひえい」の一般公開は15:30までとの事でしたので、小一時間ほどは見学できそうです。「ひえい」は先週の呉地方隊展示訓練で乗艦していますので、「いなづま」に40分、「ひえい」に20分の時間を費やす事にして、まずは「いなづま」の方に乗艦。上甲板と艦橋、飛行甲板のSH-60Jを見学後、今度は「ひえい」の方へ。幸運なことに「ひえい」の公開は16:00まで延長されまして、結局こちらもじっくり見学する事ができました。

迷子になり、ようやくの思いで玉島ハーバーフェスティバルの会場へ辿り着いたのが14:30頃。とりあえず「いなづま」の方から見学しました。

「いなづま」前甲板の62口径76mm速射砲。砲身の付根のところにガンカメラを搭載しています。

「いなづま」前部甲板のMk41 VLS。「むらさめ」型の場合、前部甲板のVLSはアスロック用となっており、VLA(Vertical Launching ASROC)とも呼ばれます。

76mm速射砲脇から艦橋方向の眺め。艦橋の前には高性能20mm機関砲CIWSが設置されています。

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