瀬戸大橋開通20周年記念事業 海上自衛隊護衛艦一般公開 in 高松・坂出・玉島



護衛艦一般公開巡りをしてきました!

7月26日(土)・27日(日)の2日間、香川県の高松港、坂出港および岡山県の玉島港において、瀬戸大橋開通20周年記念事業に絡む、海上自衛隊護衛艦一般公開・体験航海が催されましたので、見学してまいりました。当初は玉島港での体験航海に参加するべく抽選に応募していたのですが、生来のクジ運の悪さ故か落選。それならば3箇所の一般公開を全て見学してみよう、と頭を切り替えての出撃となったわけでございますが、残念ながら26日の方は仕事で都合がつかず、27日1日での強行スケジュールとなりました。
27日朝07:40岡山・宇野港発のフェリーに乗り込み、1時間ほどの航海を経て香川・高松港へ。08:50頃にサンポート高松2万トンバースに停泊中の護衛艦「はたかぜ」のもとへ辿り着きました。しばらく艦の外から撮影していると、予定より早く09:15に一般公開が開始されたので、私もさっそく乗艦いたしました。「はたかぜ」が2004年に護衛艦「たかなみ」とともに高松港へ来港した際には上甲板のみの見学しかできませんでしたが、今回は艦橋も開放されていました。朝一番ということもあってかあまり人も多くなく、ゆっくり見学する事ができました。岸壁では陸上自衛隊の高機動車、軽装甲機動車、偵察用オートが展示されていたほか、呉地方総監部、香川地方協力本部、および業者さんの模擬売店のテントが並び、広報活動と物品販売が行なわれていました。


高松港へ向かうフェリーから三井造船玉野工場の眺め。潜水艦救難母艦「ちよだ」が整備中でした。


もう1隻、音響測定艦「ひびき」も入渠して整備中。


何やら建造中の船が見えたので撮影してみました。船形から見るに、海上保安庁の新型巡視船「はてるま」の同型船だと思われます。船尾には「よなくに」という船名が記されていました。「はてるま」もこの三井玉野造船で建造されています。ウォータージェット推進のノズル口が見えていますね。

1時間ほどのフェリーの旅を終え、高松港が近づいてきました。


サンポート高松2万トンバースに停泊中の「はたかぜ」も視認できます。

入港直前のフェリーから「はたかぜ」の眺め。

「はたかぜ」は現在第4護衛隊群/第4護衛隊に所属しています。艦首部にスタンダードミサイル単装発射機Mk13を装備するため、他の艦にはないブルワークを持つのが特徴です。

前甲板にスタンダードミサイル単装発射機Mk13、54口径5インチ単装速射砲、アスロックランチャ、と兵装を集中して配しているため、艦橋構造物が艦の中央寄りに設置されているのも特徴的ですね。

後部甲板、52番砲の前で本日の公開当番が幹部からの説明を受けていました。案内や警備など、いろいろ大変ですね。

一般公開前にラッタルの設置。これは出口側です。

手荷物検査を受けて入口側のラッタルを登ると、舷門で乗員とこの表札が出迎えてくれます。

艦首のMk13 Mod4単装発射機。「ターターミサイル発射機」とも呼ばれますが、使用するミサイルはスタンダードミサイル(SM-1MR)です。

前甲板の54口径5インチ単装速射砲。他の護衛艦と異なり一段高いところに設置されています。

54口径5インチ単装速射砲用の教練弾3型。ダイキン工業製です。

前甲板に設置されている74式アスロックランチャ(B)。

右舷側のハープーン艦対艦ミサイル。キャニスターは両舷とも3基ずつ搭載していました。

左舷側に設置されている68式3連装短魚雷発射管の左連管。管尾部の半球状のところに高圧空気を溜めて魚雷を発射します。

同じく右舷側に設置されている68式3連装端魚雷発射管、右連管。ちなみに右連管が1.3.5番管、左連管が2.4.6番管です。

後部飛行甲板からの眺め。後部には52番砲と20mm機関砲CIWSが設置されています。

「はたかぜ」艦橋。そこそこ古い艦なので、計器類もアナログですね。

艦橋右端にある艦長席。赤青のちょっと派手なカバーが特徴的です。

サンポート高松でのお約束、シンボルタワー30階展望ロビーからの眺め。

岸壁では陸上自衛隊の車輌展示が行われていました。第14旅団/第15普通科連隊/本部管理中隊(善通寺)の偵察用オート、ホンダXLR250R。

第14旅団/第15普通科連隊/第3中隊(善通寺)の軽装甲機動車。

同じく第14旅団/第15普通科連隊/第3中隊(善通寺)の高機動車。

展示車輌ではありませんが、こんなのも停まってました。香川地方協力本部の業務車、ニッサンADバン。


同じく香川地方協力本部の業務車1号、ニッサンセドリックバン。

呉基地業務隊の人員輸送車、三菱ローザマイクロバス。

←戻る 次へ→