「いなづま」の水上発射管HOS-302の左連管。基本的な構造は「はたかぜ」で紹介した68式3連装短魚雷発射管と同じですが、このHOS-302は遠隔操作によって監視室でモニターしながら管制・操作ができるようになっています。

同じく「いなづま」の水上発射管HOS-302の右連管。

「いなづま」後部煙突前に設置されているMk48VLS。前甲板のVLSがアスロック用であるのに対し、こちらの後部VLSはシースパロー短距離艦対空ミサイル用となっています。後ろの円柱状の物は排炎口で、手前の東京ドームの屋根みたいな形状のものが発射筒です。

「いなづま」ヘリコプター格納庫。非常時にはSH-60J哨戒ヘリコプターを2機格納する事も可能な広さを持っています。

「いなづま」の飛行甲板に駐機されていた第22航空群/第22航空隊(大村)のSH-60J哨戒ヘリコプター、#8256。ロービジ塗装機です。

SH-60Jの前にあった記念撮影用(?)のパネル。下に書いてある“WYVERN”は第22航空隊のコールサインですが、“THUNDERSTORM”ってのはなんだろう?「稲妻」の事ですかね?ただ「稲妻」は英訳すると“Lightning”だし“THUNDERSTORM”は「雷雨」だし・・・。詳しい人教えてください・・・。

「いなづま」飛行甲板から護衛艦「ひえい」の眺め。

もう1枚、「いなづま」から「ひえい」の眺め。正面から見ると「ひえい」のマストが左舷側にずいぶんシフトしているのがわかりますね。

「いなづま」旗甲板の時鐘。艦のシンボル的アイテムです。

「いなづま」の艦橋。「はたかぜ」や「ひえい」に比べて計器類もかなりスッキリしています。

「いなづま」の艦橋を降りたところにある幹部寝室。当直士官の仮眠室でしょうか。洗面台やロッカーなども設えてありますが、全体的にすごく狭いです。

「いなづま」を降りて、今度は「ひえい」に向かいました。

「ひえい」前甲板の51番砲脇から艦橋方向の眺め。

「ひえい」前甲板のアスロックランチャ。「ゆき」「きり」クラスの護衛艦に比べて、「ひえい」はこの付近のスペースがゆったりしているように感じます。

「ひえい」のヘリコプター格納庫。ヘリ3機を収納できるそうです。「ヘリコプター護衛艦」というだけあって、格納庫も飛行甲板もかなり広い作りですね。

飛行甲板に駐機してあった第22航空群/第22航空隊(大村)のSH-60J哨戒ヘリコプター、#8255。テイルブームとメインローターを折り畳んだ状態です。

ホイストにはスリングがぶらさげてありました。

もう1機、第22航空群/第22航空隊(大村)のSH-60J、#8281。

「ひえい」の艦橋。前週の展示訓練の際には人がいっぱいでしたが、今回はガラガラでじっくり見学できました。

「ひえい」艦橋左ウイングから「いなづま」の眺め。


「ひえい」を下艦して、今度は陸上自衛隊車両を見学。内容的には高松、坂出以上に充実しており、人命救助システムII型、野外炊具1号(改)、1t水タンクトレーラ、軽装甲機動車、偵察用オートのカワサキKLX250、87式偵察警戒車、75式ドーザ、92式地雷原処理車、化学防護車(B)、93式近距離地対空誘導弾、地対空誘導弾/改良ホーク、155mm榴弾砲FH-70、極め付けに74式戦車まで展示してあり、どこの駐屯地祭?と勘違いしてしまいそうな充実ぶりでした。また大型ビジョンが用意されて総合火力演習などの映像が放映されたり、地本のテントでは防衛・防災パネル展が催されるなど、岡山地方協力本部の気合の入りようが伺えました。ほかにも倉敷市消防局などから泡放射砲車、小型動力ポンプ付水槽車、大型化学消防ポンプ車、指揮車などの消防車両も展示されていました。

「ひえい」の傍では業者さんのグッズ販売や、地本の広報コーナーなど、たくさんのテントが並んでいました。

このような大型ビジョンが設置され、航空自衛隊の広報ビデオや陸上自衛隊の富士総合火力演習のビデオが上映されていました。

自衛隊だけでなく、消防関係の車両も展示されていました。この車両は「モニター車(泡放射砲車)」というそうです。おそらく水島コンビナートにある岡山県防災資機材センターの車両と思われます。前面に書かれている「砲1」の表記がなにやらカッコいいですね。

倉敷市玉島消防署の小型動力ポンプ付水槽車。通常の火災や高速道、地震、渇水時の火災などに活用されます。

倉敷市倉敷消防署の大型化学消防ポンプ車。購入金額3,708万円だそうです・・・。

倉敷市消防局の指揮車。災害活動の現場で指揮を執る「指揮隊」が搭乗する車両だそうです。現場で活動中の各隊と情報交換できるように、電話・FAX・無線機といった通信機器などを搭載しています。

玉島は陸上自衛隊の装備品展示が実に充実していました。これは展示車両ではありませんが、第305施設隊(三軒屋)の人命救助システムII型のコンテナ。

第305施設隊(三軒屋)の人命救助システムII型。

第305施設隊(三軒屋)の野外炊具1号(改)。

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