飛ばない航空祭となってしまった今回の美保ですが、 UH-60Jの救難展示とAiRockの飛行展示だけは予定通り行われました。AiRockのピッツスペシャルが空を舞う姿は久しぶりに見ましたが、ロック岩崎氏のあの悲しい事故から数年、遺志を継いだサニー横山氏とスタッフの皆さんの努力によって、AiRockも次第に復活しつつありますね。少し安心しました。

列を成して移動していくC-1。中型輸送機とは言えけっこうな迫力です。

C-1は結局、地上滑走のみで展示を終えました。

小松救難隊のUH-60Jが救難展示のため飛行準備中。

UH-60Jがテイクオフ!この日初めての飛行展示となりました。

離陸旋回後、会場左手から進入するUH-60J。

上空から要救助者を捜索。

要救助者を発見し、その上空でホバリング。

UH-60Jからメディックがラペリング降下。

要救助者を確保し、ストレッチャーに乗せてピックアップ。

要救助者とメディックを収容し、現場から離脱するUH-60J。

滑走路上を旋回し、もとの位置へ着陸。

ファンシードリル展示のため、防府北基地の第12飛行教育団航空学生達が入場してきました。横断幕が良いですね!

行進する航空学生ブラスバンド隊。


会場に向け行進する航空学生ドリル隊。残念ながらファンシードリル展示の見学はたくさんの人垣に阻まれ、断念いたしました。

飛行展示のため、タキシングするエアロック・エアロバティックスのピッツスペシャルS-2B。久々に動くピッツを見ました。

パイロットのサニー横山氏は島根県出身ということで、島根との県境に位置するここ美保基地での飛行展示は故郷に錦を飾る意味合いもあるのかもしれません。

会場ではピッツとの無線がオープンにされ、サニー横山氏が飛行機操縦を実演でレクチャーしました。

故・ロック岩崎氏の急逝からはや3年。AiRockも徐々に元気を取り戻しつつあるようです。

基地内を散策していると、滑走路の喧騒を離れたところで琴の演奏と野点が行われていました。風流ですねぇ。お茶を薦められましたが、作法がよくわからないので辞退しました。(^^;

美保基地に来たら必ず訪れる場所です。任務中殉職した隊員を顕彰するための慰霊碑「天翔之碑」。私もしばし黙祷してきました。

消防車展示の傍で行われていた火災防護衣試着体験。

第3輸送航空隊/基地業務群の救難車R-2。消化器やエンジンカッター、空気呼吸器などの器材を積載しています。

第3輸送航空隊/基地業務群の破壊機救難消防車A-MB-1。航空機または油火災に際して消火および人命救助に使用します。

第3輸送航空隊/基地業務群の破壊機救難消防車A-MB-2。A-MB-1の改良型です。

第7移動警戒隊の炊事車。野外において炊事および喫食をするための車輌です。

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