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〈VFA-97“Warhawks”(第97戦闘攻撃飛行隊) 202(岩国基地) 080505.岩国〉 |
乗員 | C型/1人 D型/2人 |
全長 | 17.07m |
全幅 | 11.43m |
全高 | 4.66m |
自重 | 10,810kg |
最大離陸重量 | 23,541kg |
エンジン | 2基 名称:GE F404-GE-402 推力:8,062kg/基(アフターバーナー時) |
最大速度 | マッハ1.8 |
戦闘行動半径 | 1,063km |
兵装 | M61-A1 20mm機関砲×1 |
製作 | ボーイング(旧マグダネル・ダグラス) |
備考 | 米海軍の空母航空団に配備されている艦上戦闘攻撃機。もともとは空軍向けの軽量戦闘機計画でYF-16と制式採用の座を争ったノースロップYF-17が原型である。空軍での採用はならなかったが、F-14戦闘機の補助的役割を持つ艦上戦闘機を求めていた海軍に見い出され、マグダネル・ダグラス(現ボーイング)を主契約社として海軍向けの改修を施され、F/A-18として採用された。当初米議会では海軍にもYF-16を推す動きがあったが、それを排してYF-17を選定したのは、海上での運用においてYF-16の単発エンジンでは不安があった事が大きな理由とされている。 F/Aという名称からも判るように、本機は制空戦闘と対地攻撃の両方の任務を負うマルチロール機である。これによって従来戦闘機(F-4)と攻撃機(A-7)の2機種を運用していた空母航空団にとって、機種を統合することによって運用面や整備面などで大きなメリットとなった。 F/A-18は単座のA型および複座のB型が1979年から生産され、最初は海兵隊に、次いで海軍に配備された。1987年には搭載電子機器の強化、ミッション・コンピュータの改良、空対空ミサイルもAIM-120AMRAAMの運用を可能にしたF/A-18CおよびD型が生産され、後に夜間攻撃型なども開発された。 F/A-18はF-16ほどではないにしろ海外でも採用実績があり、カナダやオーストラリア、スペイン、フィンランドほか数カ国が運用している。 現在、米海軍ではF/A-18C/Dの発展型で、F-14を更新する目的で開発されたF/A-18E/Fの配備が進められ、C/D型は海兵隊使用機も含め2000年までに生産を終えている。E/F型が「スーパーホーネット」あるいは「ライノ」と呼ばれるのに対し、旧来のF/A-18は「レガシーホーネット」と呼ばれるようになった。 長らくアメリカ海軍の主力戦闘機を勤めたF/A-18C/Dであるが、2019年10月2日にVFA-106所属機がラストフライトを行い、海軍からは全数退役となった。 |