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〈CVW-5/VFA-27“Royal Maces”(第5空母航空団/第27戦闘攻撃飛行隊)NF200・CAG機 B.n.165860(厚木基地) 050505.岩国〉 |
乗員 | E型/1人 F型/2人 |
全長 | 18.35m |
全幅 | 13.68m |
全高 | 4.88m |
自重 | 13,835kg |
最大離陸重量 | 29,937kg |
エンジン | 2基 名称:GE F414-GE-400 |
最大速度 | 1,915km/h |
戦闘行動半径 | 1,445km |
兵装 | M61 20mm機関砲×1 |
製作 | ボーイング(旧マグダネル・ダグラス)社 |
備考 | 米海軍から退役したF-14戦闘機を更新する形で配備が進む最新の戦闘攻撃機。米海軍では既にF/A-18A/B/C/Dを運用していたが、これをF-14やA-6攻撃機の後継機種とするには航続距離や兵装搭載量の面で明らかに役不足であった。さらにA-6攻撃機の後継機になるはずだったA-12攻撃機が開発中止となり、米海軍は1992年にF/A-18C/Dの発展型をF-14、A-6の後継機種として採用する事に決定、これがF/A-18E/Fとなり、1998年から海軍に納入が開始された。 C/D型の発展型とは言ってもE/F型は大幅な設計変更がなされており、ほぼ新型機に近い。胴体の延長、主翼面積の増大、燃料搭載量の増加といった要求を受け機体のサイズはひとまわり大きくなり、行動半径では40%増加、兵器搭載量も1トン近く増えて8トンに達した。またエンジンの推力も大幅にアップしている。外観的にはエアインテイクが四角くなった事、またストレーキが大きくなった事が大きな違いであろうか。 操縦系統はデジタル・フライバイワイヤを採用し、電気信号でエンジン推力を調整して、いかなる飛行状態でもエンジンの正常動作を維持できるFADECシステムが導入されている。また搭乗員のヘルメットのバイザーにHUDと同等の情報を表示するJHMCSを採用し、AIM-9X空対空ミサイルの運用も可能である。さらに、搭載機器やソフトウェアの将来的な発展を考慮した設計になっているのも、本機の特徴である。 公式の名称は「スーパーホーネット」だが、非公式の愛称として「サイ」を意味する「ライノ」と呼称される事がある。 在日米軍では、第5空母航空団の第27、第115、第195の3個戦闘攻撃飛行隊でE型、第102戦闘攻撃飛行隊でF型を空母ロナルド・レーガンと岩国基地をベースに運用している。また、EA-6B電子戦機の後継機種としてF/A-18Fをベースとして開発されたEA-18G「グラウラー」が第141電子戦飛行隊に配備されている。 |