91式 戦車橋


〈富士教導団/教育支援施設隊(滝ヶ原駐屯地)#73-4304  040718.富士〉

諸元・性能
乗員 2人
全長 約10.9m
全幅 約4.0m
全高 約3.2m
全備重量 約41.8t
架設構造 油圧・水平押出し方式
架設角度 ±15.0°
製作 三菱重工業
備考 67式戦車橋に代わる器材として1985年から試作・開発し、1990年度に制式器材として制定された架橋車輌。第一線地域の小流・地隙等に迅速に架設して、戦車等の戦闘車輌を通過させるために使用する。
車体部は74式戦車の車体を使用し、機動・姿勢制御能力の向上がはかられている。橋梁本体は車体上に折畳んで搭載されており、まず下半分を水平に繰り出して上半分と連結、さらに全体を繰り出して約20mの橋を架設する。架設に要する時間は数分間である。
この橋梁は90式戦車が通過可能な強度を持っている。もともと配備数も少ないが、90式戦車の通過を前提に作られているためか、生産された車輌のほとんどは北海道に配備されており、本州では施設教導隊、教育支援施設隊等が少数保有する程度である。


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右後ろ
(040718.富士)
左前
(040718.富士)
左後ろ
(040718.富士)
左側面
〈050717.富士〉
前照灯等
(040718.富士)
レーザー検知器
(040718.富士)
誘導輪
(040718.富士)
転輪
(040718.富士)
橋梁支持部
(040718.富士)