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〈050508.笠岡〉 |
製作 | 日本ログフォース株式会社 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
備考 | 本システムは1995年に発生した阪神・淡路大震災の災害派遣における救援活動で、捜索・救助用機材の不足を教訓に考案・導入された。地震・津波等による災害および航空機事故等の大規模な事故により倒壊した家屋や事故機等から被災者を捜索し、救助するために運用する事を目的として、全国各地の部隊に配備されている。器材の殆どは自衛隊専用に開発されたものではなく、民生品の流用である。 人命救助システムには平成7年度予算で取得したタイプの「人命救助システム I 型」と、平成10年度予算で取得したタイプの「人命救助システム II 型」の2種がある。明確な資料がないので詳細は不明だが、この2種の構成品には大差はなく、「I 型」は隊員100名が使用する各種救助用器材をトレーラー牽引式のコンテナに格納したもので、コンテナ本体は拡張・展開させて現場で救護所や指揮所として使用できるように、内部に照明設備やユニットタイプのトイレ・シャワー室を備えている。これに対し「II 型」は各種器材を個人用器材・分隊用器材・小隊用器材・中隊用器材に分類し、専用のアルミ製コンテナに格納したものを指すようだ。このアルミコンテナは3 1/2tトラックに積載して運搬できる他、大型ヘリコプターや輸送機での空輸も可能となっている。「II 型」は1個中隊が使用できる50人用セットで、人数分の個人用器材の他、分隊用器材4セット、小隊用器材2セット、中隊用器材1セットで構成される。 運用要領として、警備隊区担任部隊長は災害発生に伴い、人命救助システムをすみやかに災害現場に搬送し、災害救援の初動を容易にする、となっている。また大規模な災害に際しては、必要により方面隊・師団等各級レベルの権限の範囲において、人命救助システムを災害現場に増加して対処する。状況次第では他方面隊からの転用も考慮される。 自衛隊の装備品は災害救助に転用できるものが多いが、純粋に災害派遣のためだけの装備というのはなかなか無い気もする。そういう意味でこの人命救助システムは自衛隊内では珍しい装備と言えるだろう。同様のシステムは海・空自衛隊の他、自治体等にも納入されている。 人命救助システムII 型 構成品 (各名称にリンクのあるものは、別ウインドウで詳細を見る事ができます)
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[分隊用器材] | ||||
エンジンカッター (041114.今津) |
エンジンカッター (081130.吉井川) |
エンジンカッター (081102.海田市) |
チェンソー (041114.今津) |
油圧式カッター (041114.今津) |
サイレン付警報器 (041114.今津) |
油圧式ジャッキ (081130.吉井川) |
捜索用投光器 (041114.今津) |
組立て式簡易トイレ (050417.信太山) |
[小隊用器材] | ||||
エアジャッキ (041114.今津) |
エアジャッキ (081130.吉井川) |
エアジャッキ使用例 (051120.福知山) |
手動式ウインチ (081130.吉井川) |
手動式ウインチ (041114.今津) |
エンジン式削岩機 (041114.今津) |
作業用照明具 (050417.信太山) |
背負式消火ポンプ (041114.今津) |
収納箱 (050417.信太山) |