T.Mk55 ジェット練習機


〈用途廃止展示機 #63-5571  041003.浜松〉

諸元・性能
乗員 2人
全長 10.5m
全幅 11.5m
全高 2.0m
全備重量 5,060kg
最大速度 885km/h
航続距離 1,320km
エンジン 名称:D.H.ゴブリ35×1  推力:1,590kg
備考 デ・ハビランド社の傑作練習機バンパイアは、大戦中の1943年に初飛行したバンパイア戦闘機をベースとし、練習機型バンパイアT.Mk.11は1950年に初飛行した。その輸出型がバンパイアT.Mk55で、日本を含めて21ヵ国で使用された。航空自衛隊は国産ジェット練習機T-1の開発のために各種の機体でデータ取りを行なう事にし、1956年、航空実験隊においてデ・ハビランド社DH115バンパイアT.Mk55ジェット練習機1機を購入しT-28Bとともに試験した。同機はサイド・バイ・サイド(並列複座)方式の練習機で、教官が学生の横で教育できる特徴があったが、航空自衛隊は当初からサイド・バイ・サイドの機体を開発する意向はなく、同機はタンデム複座との違いを検証するために試験的に採用されたに過ぎない。従って岐阜基地での飛行時間は極端に短く、1960年までの5年間のみ使用したにとどまった。現在は浜松の広報館に展示されている。


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左後ろ
(041003.浜松)
左前
(041003.浜松)
後ろ
(041003.浜松)
左後ろ
(051203.浜松広報館)
前脚
(051203.浜松広報館)
後脚
(051203.浜松広報館)