T-28 中間練習機


〈用途廃止展示機 #63-0581  041003.浜松〉

諸元・性能
乗員 2人
全長 10.4m
全幅 12.3m
全高 3.8m
全備重量 3,640kg
最大速度 554km/h
航続距離 1,695km
エンジン 名称:R-1820×1  出力:1,425hp
備考 T-28Bトロージャンはノースアメリカン社が米空海軍向けに開発した中間練習機で、戦後間もない1949年に初飛行した。新三菱重工は国産に向けた研修と中間練習機売り込みデモンストレーション用として、エンジンが1245馬力にアップされた米海軍用1機を購入し、航空自衛隊に中間練習機として売り込んでいたが、航空自衛隊は中間練習機をジェット機にする事を決定してしまい、T-28Bの国産化と練習機採用はなくなってしまった。1956年には同機を航空自衛隊に買い上げてもらい、浜松の実験航空隊で装備品のテストや、T-1練習機開発のためのデータ採取等にも使用された。1961年には後部胴体にカメラ孔を開け、垂直カメラを装着し第501偵察航空隊で使用されたが、1963年に宇都宮基地でハードランディングして飛行不能になり、用途廃止になった。その後は教材として使用され、現在は浜松広報館で展示されている。


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右上
〈051203.浜松広報館〉
右側面
〈051203.浜松広報館〉
前脚
〈051203.浜松広報館〉
後脚
〈051203.浜松広報館〉