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〈第5航空団/第301飛行隊(新田原基地)#77-8400 090531.防府北〉 |
愛称 | ファントムII |
乗員 | 2人 |
全長 | 19.2m |
全幅 | 11.7m |
全高 | 5.0m |
離陸重量 | 約26t |
エンジン | 2基 名称:J79-GE(IHI)-17 推力:8,120kg(A/B使用)/基 形式:アフターバーナー付ターボジェット・エンジン |
最大速度 | マッハ約2.2 |
行動半径 | 短距離要撃:約100nm(約180km) 長距離要撃:約450nm(約800km) |
航続距離 | 約2,900km(約1,600nm) |
戦闘上昇限度 | 約17,700m |
離着陸滑走距離 | 750〜1,000m |
武装 | M-61A1 20mm機関砲×1(635発)、空対空レーダーミサイル×4、空対空赤外線ミサイル×4 |
製作 | 機体:(輸入)米国マクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)、(国産)三菱重工 エンジン:(輸入)米国ゼネラル・エレクトリック社、(国産)石川島播磨重工 |
備考 | 米空軍のF-4Eの日本向けとして導入したF-4EJを、近代化改修したのがF-4EJ改である。もともとは米海軍の艦載機として1950年代に開発された機体であり、以後空軍にも採用され、1971年から航空自衛隊での運用が始まっている。F-4EJからF-4EJ改への改修の主な内容は、レーダー、火器管制システムの近代化、航法・通信能力の向上、搭載ミサイルの機種増と近代化、爆撃能力の向上、などが挙げられ、これにより要撃・支援戦闘能力が向上している。F-4EJ改はF-1の減勢に伴い一部支援戦闘機として三沢の第3航空団/第8飛行隊で運用された事がある。下段サムネイル中の青い機体はその第8飛行隊の機体で、F-2のようなブルーの洋上迷彩が施されているが、これは試験的なものであるらしい。現在は第8飛行隊もF-2に機種変換され、F-4EJ改の支援戦闘機としての運用は終了している。 F-4EJ改も老朽化が進み、耐用年数も限界に近いと思われる。難航していた後継機種の選定もF-35Aに決定し、更新が進んでいる。2019年3月には第302飛行隊が機種変換を完了し、最後のF-4部隊である第301飛行隊も2021年3月に機種変換を終え、第一線のF-4EJ/EJ改は姿を消すことになる。 |