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〈第2輸送航空隊/第402飛行隊(入間基地)#68-1019 030927.徳島〉 |
乗員 | 5人 |
全長 | 29.0m |
全幅 | 30.6m |
全高 | 9.99m |
開発担当社 | 日本航空機製造 |
全備重量 | 約39t |
エンジン | 2基 名称:JT8D-9 推力:6,600kg/基 形式:軸流式ターボファン・エンジン |
最大速度 | マッハ0.76(約800km/h) |
巡航速度 | マッハ0.65(約650km/h) |
航続距離 | ペイロード6.5tの場合約1,180nm、ペイロード8tの場合約810nm ※nm(ノーチカルマイル=海里、1nmは1,852m) |
実用上昇限度 | 約11,600m |
最短着陸滑走距離 | 約460m |
最短離陸滑走距離 | 約600m |
製作 | 機体:川崎重工、三菱重工、石川島播磨重工など エンジン:米国プラット&ホイットニー社 |
備考 | C-46の老朽化によりその代替機として開発された国産のジェット輸送機。短距離離着陸能力に優れているうえ、主脚車輪が8輪あるため、薄い鋪装の滑走路や不整地でも離着陸が可能である。通常の人員なら60人、完全装備の空挺隊員なら45人が収容でき、また担架を取り付けて36人の患者を空輸することもできる。機動性に富んでいて、航空祭では戦闘機ばりの激しい飛行展示を見せてくれる。当初は小牧の第401、入間の第402および美保の第403の3個飛行隊に配備されていたが、第401飛行隊は1989年までにC-130H輸送機に機種転換を完了し、2018年からは後継機のC-2が第403飛行隊に配備が始まったことから、現在は入間の第402飛行隊のみでC-1を運用している。また、初号機(下記サムネイル参照)がFTB(フライト・テスト・ベッド)機として岐阜基地の飛行開発実験団に所属し、各種装備品の開発実験に使用されているほか、021号機が電子戦訓練機EC-1に改造され、入間の総隊司令部飛行隊において運用されている。 機体の色は当初は銀色であったが、後にFTBを除く全機が緑・茶・カーキの3色迷彩塗装に塗り替えられた。生産は31機で終了し、現在後継のC-2の調達が進んでいる。 航続距離がわりと短いのは、開発段階で「航続距離の長い輸送機を作って周辺国にいらぬ懸念を抱かせてはよくない」という政治屋の横やりが入ったからという話がある。 |