陸上自衛隊 善通寺駐屯地 第14旅団創隊記念行事


第14旅団創隊記念行事に行ってきました!


5月21日(日)、この日、香川県は善通寺市に所在する陸上自衛隊善通寺駐屯地において、第14旅団創隊記念行事が挙行されましたので遠征してまいりました。まぁ、同県高松市在住の私としては車で40分ほどの距離なので、あまり「遠征」という感じではありませんが・・・。
3月下旬、四国4県を警備担当区域とする陸上自衛隊第二混成団が部隊も人員も増強された第14旅団として格上げ改編され、今回はその最初の創隊記念行事という事になります。しかも今回は旅団創隊を記念してか、航空自衛隊ブルーインパルスの展示飛行が行なわれるとのこと。 四国に在住する自衛隊ファンとしては絶対に外せない1日であることは明白でございます。また当日は朝から素晴らしい晴天に恵まれ、お天気の神様も旅団創隊を祝福しているかのようでした。
朝08:00、いつものように臨時駐車場に指定された小学校に車を停め、徒歩で駐屯地正門へ。今日はブルーインパルスが飛来するとあってか、あまり陸自イベントでは見ないような航空ファンらしき人達の姿もチラホラと見てとれました。中には脚立を持参しているマニアも・・・。( ̄▽ ̄; 
<ブルーはリモートなのに何に使うの?
予定より早い08:30の開門と同時に駐屯地内へ進入、開門ダッシュで一般席を確保したお仲間の10ですさんのご厚意に甘え、椅子席の最前列に座る事ができました。式典を控えた会場後方には、端から端まで車両群がズラリと並べられ、実に壮観です。
09:20頃には観閲部隊が会場に集まりはじめ、同40分頃隊列を組んで入場、そして10:00、第14旅団長・笠原陸将補を観閲官に、第14旅団副旅団長・小松一等陸佐を観閲部隊指揮官として、第14旅団創隊記念行事が始まりました。観閲部隊は我々の向かって左から、第14音楽隊、第14旅団司令部付隊、第14戦車中隊、第14偵察隊、第14特科隊、第15普通科連隊、第50普通科連隊、第14後方支援隊、第14高射特科中隊、第14施設中隊、第14通信中隊、第47普通科連隊第1中隊です。


善通寺駐屯地正門。


善通寺駐屯地第1CP内に新たに建築された第14旅団司令部。
以前第3CPにあった混成団本部は今後史料館として活用されるそうです。


会場に続々と集合する観閲部隊。


 第14戦車中隊の74式戦車5両。


入場する観閲部隊。


整列する部隊。


各部隊指揮官入場。第14戦車中隊、第14旅団司令部付隊、第14偵察隊、
第14特科隊、第14音楽隊の各指揮官達。


部隊指揮官に対し敬礼。第14戦車中隊長、宮内三佐に敬礼する戦車中隊。


第14特科隊長、幸野一佐に敬礼する特科隊。


観閲部隊の紹介。放送によって各部隊が装備、駐屯地、
警備区域などを簡単に紹介される。


観閲部隊指揮官に敬礼。


部隊に答礼する観閲部隊指揮官、第14旅団副旅団長・小松宏行一等陸佐。
観閲式に先立ち、まずは四国4県の県旗が旅団に授与されました。続く式典はいつも通り栄誉礼、国旗入場、巡閲、観閲官式辞、来賓祝辞、祝電披露、と粛々と進行。観閲官式辞では旅団長・笠原直樹陸将補が「国を取り巻く安全保障環境は核兵器の拡散や新たな脅威、大規模災害など大変厳しい状況にあり、第14旅団に寄せられる期待は大きい。国民に信頼される日本一の旅団を目指したい(四国新聞記事より抜粋)」と力強い言葉を述べられました。また来賓祝辞は異様に気合いの入った人が多く、衆議院議員・木村義雄氏は最後に「ばんざーい!」と叫び、参議院議員・中村博彦氏は血管が切れるんじゃないかと心配になるほど叫びに近い祝辞。また香川県知事・真鍋氏に続いては香川県出身の大野前防衛庁長官の姿も見られました。


旅団に対し県旗の贈呈。四国4県の旗が香川、徳島、愛媛、高知の順で
贈呈されました。


観閲官に対し栄誉礼!「ささーげー、銃!」


音楽隊の演奏する「栄誉礼冠譜」でささげ銃。ちなみに冠譜は2回でした。


巡閲に向かう初代第14旅団長、笠原直樹陸将補。第2混成団長から引き続いての着任となりました。


巡閲。


祝辞を述べる前防衛庁長官、大野功統氏。

←戻る 次へ→