たまの港フェスティバル2002 護衛艦やまゆき体験航海

護衛艦やまゆきに乗ってきました!

第1部 一般公開

 先週の海自阪神基地隊、陸自千僧駐屯地のイベントに引き続き、今回5月25日(土)は、地元岡山県玉野市の宇野港で催された「たまの港フェスティバル」へ行ってきました。昨年掃海艇「ひめしま」の体験航海をしたあのお祭りです。今年は呉地方隊の護衛艦「やまゆき」がやってくるというので、非常に楽しみにして出かけましたよ。
 朝からすっきりと晴れわたって実によい天気です。とりあえずワタクシの雨男伝説の汚名は返上できましたな。(^^; 今回は友人達が都合が悪いということで、ひとり車を走らせ宇野港へ。会場につくとすでに大勢の人でごったがえしておりました。ちなみに翌日の新聞報道によれば、今日1日で6万5000人の観客動員があったそうです。
 岸壁にはお目当ての護衛艦「やまゆき」をはじめ、帆船「あこがれ」、豪華客船「ふじ丸」、海上保安庁の消防船「すいりゅう」などが接岸しております。


帆船「あこがれ」
「やまゆき」の体験航海の乗艦整理券配付までにはまだ時間があるので、ワタクシは一般公開している帆船「あこがれ」へ向かいました。昨年見た「日本丸」と比べるとずいぶん小さな船です。帆船「あこがれ」は全国自治体初の事業として大阪市が建造した帆船で、就航は1994年と新しくセイル・トレーニングや学校を対象とした体験プログラムなども実施しています。
 ワタクシは前甲板をぐるりと回って左舷側からブリッジへ。船内は木がふんだんに使われ、パイプむきだしの護衛艦内部とはまるで違う様相を呈しております。途中食堂らしき部屋で「あこがれ」グッズを販売していたので、記念にキーホルダーを購入。
 「あこがれ」から降りて、今度は護衛艦「やまゆき」へ向かうワタクシ。


「あこがれ」ブリッジ
同艦は午前中は一般公開されています。もの珍しさもあってか、一般公開には長蛇の列ができており、地連や「やまゆき」の乗員が一生懸命見物客の整理にあたっておりました。
乗艦を待っている間に一人の隊員さんとお話しできました。午後から行われる体験航海には、540人のお客さんを乗せるとのこと。その540人分の救命胴衣などもちゃんと準備されているそうです。
「救命胴衣は他の艦から借り出してくるんですか?」
「いや、個艦のものは絶対に持ち出しできないので、地連等がこういうイベントのために確保してあるのを使います。」
なるほどな〜。これで体験航海中に沈没しても安心だねっ!(^^;<違 


トレーニーズルーム。小さなベッドがいっぱい。
ほどなく乗艦の順番がきたので、桟橋を渡って「やまゆき」に乗り込みました。まずは前甲板へ行きブリッジへ登り、さらに後甲板へ。上甲板から下と、ヘリコプター甲板へは行けないようになっていました。残念ですがこれは体験航海のときまでの楽しみにとっておきましょう。ひととおりグルッと見学して、やまゆきを降りてみると、艦の前のテントでは体験航海の乗艦整理券をゲットしようと、すでに人垣ができはじめておりました。ちなみに整理券の配付は12:00から。今はまだ10:00です。(^^;これは早めに並んでおかないと、あっというまに540人分の整理券は無くなってしまう可能性大です。ワタクシも並ぼうとテント前へ向かってみましたが、その時港フェスティバルの実行委員の人がやってきて、


海上保安庁の消防船「すいりゅう」
「11時から行列を作ります」
と告げて人垣を解散させました。それでは、ということで11時まで日陰で休むことにしましたよ。ちょっと小腹がすいていたのでフランクフルトをゲットしてしばし休憩。もちろんテントの見える位置に陣取って、行列ができ始めたら即座に駆け付けられるように準備したのは言うまでもありません。(^^;
 さて、そんなこんなで11:00。ずっと見張っていた甲斐があって、結構前の方に並ぶことができました。後ろを見ると長い長い行列。どこまで続いているのかここからは見えません。整理券配付は12:00。暑い陽射しの降り注ぐ中、このまま1時間待たなくてはなりません。いや、体験航海に参加するのは大変ですな。しかし、辛抱した甲斐あって、予定より少し早めに配り始めた乗艦整理券を無事にゲットできました。


豪華客船「ふじ丸」

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