航空自衛隊 高尾山分屯基地開庁51周年記念行事


高尾山分屯基地に行ってきました!


6月12日、日曜日。この日、島根県は松江市に所在する航空自衛隊高尾山分屯基地において開庁記念行事が挙行されましたので遠征してまいりました。高尾山分屯基地は航空自衛隊美保基地のある弓ヶ浜半島の北端・境港市から境水道を渡った対岸側にあり、美保関町森山の庁舎施設と高尾山山頂のレーダーサイトのふたつの施設から成り立っています。美保基地には何度も足を運んでいる私ですが、恥ずかしながらこの高尾山分屯基地の存在を知ったのはごく最近の事で、正確な場所を把握したのは今回下調べをしたのが初めてだったりします。(^^;
もともと6月は基地祭遠征の予定は一切立てていなかったのですが、高尾山分屯基地ホームページに掲載されていた記念行事のプログラムを見たところ、先日の美保航空祭で話題となった「高尾山レッドクラブ」の展示に加え基地警備訓練、いわゆる空自隊員によるCQB訓練が展示されるとあり、「うおぉ、これは絶対見ておかないと!」ということで急遽遠征計画を立てる事にしたのでございます。


高尾山分屯基地の庁舎。
さて、09:00に駐車場に指定されているメテオプラザに車を停め、そこからシャトルバスで高尾山分屯基地へ。気がつかなければ素通りしてしまいそうな小さな基地ですね。会場内はまだ準備中という事で、とりあえず西側の装備品展示を見に行きました。いくつかの車輌と小火器が展示してありましたが、中でも珍しかったのは55式信号拳銃と空気圧力式ネット射出具(フライングスパイダ―ネット改)でしょうか。こんなの初めて見ましたよ。なんだかこれが見れただけでも来た甲斐があったというものです。


小型ショベルローダ、バックホー付。


トラック2 1/2t 4×4カーゴ。いすゞ自動車製。えらく古い車輌に見えますが、年式は平成元年度です。


サイト用消防車。


第7移動警戒隊(美保基地)の水タンク車。


第7移動警戒隊(美保基地)の炊事車。


炊事車内部の炊事器。基本的には陸上自衛隊の野外炊具1号と同じものだそうです。


第7移動警戒隊(美保基地)の自活車。


初見です。空気圧力式ネット射出具「フライングスパイダーネット改」。圧縮空気を利用しネットを射出して被疑者を確保するのに使用します。


これも初見です。55式信号拳銃。


9mm拳銃。陸上自衛隊のと同型と思われます。


64式7.62mm小銃。ちゃんと航空自衛隊のマークが刻印されてました。


さて、会場の準備も整い10:30からアトラクションの開始。まずは「空の守り」と題して対領空侵犯措置の展示です。タイトルだけ聞くとすごく大掛かりな展示のように思えますが、一体どんな内容なのか・・・。やがて現れたのはSu-24かMig-27と見られる真っ黒なアンノウン。・・・のハリボテ。(^^;「わっはっはっは」と不敵に笑いながらゆらゆらと日本に接近してきます。高尾山レーダーサイトがこれをいち早く発見、戦闘機部隊にスクランブルがかかり、2機のF-15J・・・のハリボテが出動。アンノウンの写真を撮り、日本の領空から出ていくように警告するという一連の動作をわかりやすくコミカルに展示してくれました。


12.7mm重機関銃M2。


コスプレで総合司会を勤める隊員さん。


対領空侵犯措置の展示開始。Su-24もしくはMig-27と思われるまっ黒なアンノウンがスター・ウォーズの帝国軍のテーマとともに登場。
「わっはっはっは、日本国民の諸君、元気にしておるかね!」


高尾山レーダーサイトからの通報を受けて空自戦闘機部隊がスクランブル!


戦闘機の格納庫に見立てた消防車庫のシャッターが開き・・・。

←戻る 次へ→