陸上自衛隊 三軒屋駐屯地 創立50周年記念行事


三軒屋駐屯地祭に行ってきました!


航空自衛隊土佐清水分屯基地開庁記念行事の翌日、11月13日(日)。この日、岡山県岡山市に所在する陸上自衛隊三軒屋駐屯地において、創立記念行事が挙行されましたので遠征してまいりました。2002年以来、3年ぶりに訪れる三軒屋駐屯地。例年は築城航空祭と日程が重なってしまい来る事ができなかったのでございますが、今回久々に訪れる事ができました。2002年の時には式典もなく装備品展示と模擬店、体験搭乗のみという内容でしたが、聞くところによると昨年は式典もあったようですし、今年は開隊50周年記念という事ですし、期待が持てそうです。さて、はりきって高松を出発した私でしたが、予想外に早く08:30には駐屯地へ到着してしまい、開門する09:45まで外の臨時駐車場でしばらく待つ事になりました。正門では記念行事のアーチが組み立てられており、準備もまだまだこれから、といった様子。装備品展示に使われるのであろう外来の短SAMや近SAMといった車輌も私より後に駐屯地へ到着する、といった感じでした。


正門では記念行事のアーチを設置中。


装備品展示のため日本原駐屯地からやってきた第13高射特科中隊の81式短距離地対空誘導弾。


同じく装備品展示のためやってきた第13高射特科中隊の93式近距離地対空誘導弾。
さて、記念行事のレポートの前にちょっと愚痴らせてもらいますよ。車にもたれてまったりと開門を待っていると、なにやら正門前に怪しげな車が!「護憲」と書かれた白いバンの上に広告塔みたいなのを乗せていて、「自衛隊はイラクから即時撤退せよ!」みたいな事が書かれています。どうやら私とは絶対に相容れない、左巻きの方々のようですよ。うわー、勘弁してくれよ、朝からまたウザイ演説を聞かされるのかよー、とゲンナリしていると、その後から違う車がやってきて正門前で停車。記念行事の招待者は駐屯地内の駐車場へ停める事になっているため、待機していた係官(事務官かな?)がその車に近づき招待者か否かを確認しようとしたところ、中からオバサンが現れ「(駐屯地に)申し入れに来た!」と係官を一蹴。どうやらバ○サヨクの仲間だったようです。「ああ、それならそちらで(お仲間が)お待ちのようですよ」とご丁寧に街宣バンの方を指し示した係官が、私の方へ近づいてきて「(招待者かサヨクか)わかるもんか。」とひとり愚痴っておられましたので、私も「ホントに迷惑な連中ですね」と返しておきました。( ̄▽ ̄
 その後徐々にお客さんが訪れはじめ、駐車場にもちらほらと車が停まりはじめた頃、1台の車が私の車の横に駐車し、中から大学生風の若者がひとり降りてきました。


今回私を激しくムカつかせたバ○サヨのバン。
あー、掲載するのも腹立たしいけど、晒し上げじゃー。
「お、この人も自衛隊マニアかな?」と思っていると、その若者はスタスタと街宣バンの方へ近づき、そこにいた連中と親しげに挨拶しているではないですか。てめぇもバ○サヨクの仲間かぁぁぁっ!!凸(▼△▼# しかも記念行事の臨時駐車場に自分の車を堂々と、それも私の車の横に停めるとは、一体どういう了見だゴルァ! 10円玉でてめぇの車傷つけまくるぞ!・・・と内心で思ったものの連中と関わるのもイヤなので、生暖かく見物する事にしました。<ヘタレ こういうバ○どもを見る度にいつも思うのですが、なんでこいつらは駐屯地や基地の前でこういう活動をするんでしょうか。自衛隊をイラクへ派遣したのは政府なんですから、抗議活動をするなら国会か首相官邸の前でやれば良いのに。特に今日なんかは自衛隊関係者、自衛隊ファンが多く駐屯地を訪れるわけですから、そんなところでこういう活動をしても全く意味がないどころか逆に敵を作りまくることになると思うんですがね。なにより今日は隊員の家族も大勢訪れていると言うのに、自分の父親や息子を目の前で全否定され悪人扱いされたら家族がどれほど悲しむか、とか考えないんでしょうか。そこまで考えるアタマもないのかもしれませんが。まぁ、こんな連中でも居ないよりは居た方が健全な社会だとは思うので、存在までは否定するつもりはありませんが、それでも個人的には一生関わりたくない人種である事も事実です。すみません、愚痴が長くなりましたが、そのうちに岡山県人さんが合流してきたので、怒りをおさめて開門を待ち、09:45に駐屯地へ入りました。
さて、駐屯地の中に入ってからわかった事ですが、今日はどうやら記念式典はないようです。おまけに戦車や小型トラックの体験搭乗もなく、装備品展示と模擬店、それから第13音楽隊による音楽演奏だけ、という構成になっていました。正確には本日の記念行事と、後日岡山武道館で行なわれる音楽隊コンサートの二本立てで創立50周年記念行事という事になっていました。
ということで、式典も体験搭乗もないのは残念ですが、逆に言えばそのぶん装備品展示をじっくりまったり見学できると言う事です。戦車は来ていませんでしたが、第13特科隊から155mm榴弾砲FH-70、第13高射特科中隊から81式短SAMと93式近SAM、第13偵察隊から87式偵察警戒車、中部方面ヘリコプター隊からUH-1H汎用ヘリ、第46普通科連隊から高機動車と人命救助システム、小火器類が展示されていました。特に小火器は私の記憶にある限りでは三軒屋で展示されるのは珍しく、これをじっくり見学できるのは嬉しい事でございます。しかも89式小銃は弾倉と銃剣付きのフルセット展示。他の駐屯地祭ではめったにここまでは見られないもので、これは収穫でした。10:30からは庁舎脇で第13音楽隊による音楽演奏があり、そちらを見学。その後模擬店で昼食をとり、再び装備品展示会場でひとつひとつの装備をじっくりと見学しました。87式偵察警戒車はハッチを全て開放していて、車内が丸見えになっていました。普段はあまり見る事ができないので、こちらもしっかり見学しました。また今日はお客さんも思ったほど多くなく、小火器類も見たい放題さわり放題、おまけに近SAMの運転席に座ってみたり、榴弾砲の射撃手席や自走時の操縦席に座ってみたり、いつもよりたっぷりと装備品に触れる事ができました。


第13音楽隊によるミニコンサート。コブクロの「ここにしか咲かない花」、大塚愛の「スマイリー」、「魔法戦隊マジレンジャー」等を演奏。


お客さんもこんな感じで、のんびりまったりムードです。


模擬店で昼食にいただいたうどんも、このように作られております。美味でした。


装備品展示、第13特科隊/第1中隊(日本原)の155mm榴弾砲FH-70。


FH-70を牽引する74式特大型トラック。


第13偵察隊(出雲)の87式偵察警戒車。


第13高射特科中隊(日本原)の81式短距離地対空誘導弾。


81式短距離地対空誘導弾の訓練弾。


第13高射特科中隊(日本原)の93式近距離地対空誘導弾。


93式近距離地対空誘導弾を搭載している高機動車の内部。一応3人乗りですが、真ん中の席の人は足をのばすスペースがなく、終始体育座りになるのだとか。「長時間だと辛いです。」と隊員さんがおっしゃってました。


第46普通科連隊/本部管理中隊の高機動車。

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