陸上自衛隊 松山駐屯地 創立51周年記念行事


松山駐屯地祭に行ってきました!


4月23日(日)、愛媛県は松山市に所在する松山駐屯地において創立記念行事が挙行されましたので、遠征してまいりました。3月下旬、四国4県を警備担当区域としていた第2混成団が格上げ改編され、遂に第14旅団が誕生したのは皆様すでにご承知の事と思いますが、今回の松山駐屯地記念行事は旅団改編後初の一般開放行事となりました。松山駐屯地においても従来配置されていた第2混成団特科大隊が第14特科隊として再編され、大隊隷下部隊であった高射特科中隊が第14高射特科中隊として独立、さらに善通寺駐屯地に居を構える第14後方支援隊隷下である第2整備中隊特科直接支援小隊、および高射特科直接支援小隊が新たに配置されるなど、規模が大きくなりました。また従来、特科大隊長を兼ねていた駐屯地司令も二等陸佐から一等陸佐(兼特科隊長)へと格上げされました。
四国に在住する者として、この新生旅団初の記念行事はなんとしても行かなくては、ということで岡山県人さんにご同道いただき、朝06:30に高松市を出発。高松中央ICへの道で、演習に向かうのであろう第15普通科連隊の高機動車や軽装甲機動車の車列とすれ違い、「朝からええもん見れたー!」と喜びながら08:30頃松山駐屯地前の小野訓練場駐車場に到着。そこから徒歩で向かった駐屯地正門には「第十四特科隊」「第十四高射特科中隊」の真新しい表札が見てとれました。
駐屯地内に進入し、さっそく式典会場となるグラウンドへ。すでに先着していたお仲間達と談笑しているうちに観閲部隊が入場。10:00、第14特科隊長兼ねて松山駐屯地司令・幸野一等陸佐を観閲官に、第14特科隊副隊長・植月二等陸佐を観閲部隊指揮官として、記念式典が始まりました。観閲部隊は観閲台の向かって左から第14音楽隊、第14特科隊本部管理中隊、同第1中隊、第2中隊、第3中隊、特科隊教育隊、第14高射特科中隊、第14後方支援隊第2整備中隊の特科直接支援小隊および高射特科直接支援小隊、松山駐屯地業務隊、第47普通科連隊第2中隊(即応予備)の各部隊、人員513名です。式典はいつも通り、国旗入場、巡閲、執行官式辞、来賓祝辞、来賓紹介、祝電披露と続き、最後に観閲行進が行われました。


松山駐屯地正門。今年は開門待ちの行列ができていました。


正門に設置された真新しい表札。


正門入ってすぐのところでお出迎えしてくれる用途廃止の74式戦車。


74式の奥に展示されている用途廃止の61式戦車。


こちらは現役車両、新生第14戦車中隊の74式戦車。同中隊は岡山県の日本原に、第13旅団隷下の第13戦車中隊と共に駐屯しています。


式典準備中の隊員。82式指揮通信車に12.7mm重機関銃を搭載する作業。


式典を前に入場してくる第14音楽隊(旧第2混成団音楽隊)。


入場する第14特科隊隊旗。


入場する第14特科隊の隊員。


入場する第14特科隊教育隊隊旗。


入場する第14後方支援隊/第2整備中隊。


赤いスカーフは召集訓練中の第47普通科連隊/第2中隊の即応予備自衛官。
見たところ現職の基幹要員は89式小銃を、即応予備自衛官は64式小銃を持っています。


整列する隊員達。


第14特科隊の幕僚でしょうか。迷彩のスカーフを巻いています。


参列部隊の紹介。紹介された部隊は旗を上げて自らの位置を示します。


観閲部隊指揮官、第14特科隊副隊長、植月将元二等陸佐。


観閲部隊指揮官に敬礼。


部隊に答礼する観閲官、第14特科隊長兼ねて松山駐屯地司令、幸野英明一等陸佐。


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