2002年 航空自衛隊 小松基地航空祭

小松航空祭に行ってきました!

第1部・小松まで

 朝晩がめっきり冷え込むようになってまいりました。なにやら鼻風邪気味なワタクシでございます。さて、先月9月22日(日)、石川県は小松市に所在する航空自衛隊小松基地において航空祭が催されたので行ってまいりましたよ。
 石川県まで行くという事になれば、前日のうちに出発しなくてはなりません。ワタクシは夜中に現地に到着する計画で、9月21日夜19:00に自宅を出発いたしました。山陽道から中国自動車道、名神、北陸道と乗り継いで途中琵琶湖や敦賀湾の美しい夜景を眺めながら、深夜00:45、小松基地最寄りの片山津ICの手前4kmの位置にある尼御前SAへ到着。このままここで朝まで仮眠をとり、早朝に小松基地入りする予定です。SAは同じ事を考えたであろう人達の車でほぼ満車状態。時間が経つにつれ駐車スペース以外に停車する車も目立つようになりました。
 さて、翌朝06:00、起床したワタクシはまだ眠りについている車の間を縫って、尼御前SAを出発。しめしめ、これなら早いうちに基地入りできそうだ。・・・ま、この考えは甘かったとすぐに悟るのですが、とりあえず片山津ICへ向かうと、どうやら小松ICと片山津ICの間で乗用車とトラックとバスによる衝突事故があったらしく(死者ありの情報も)、早くもIC付近で渋滞が始まっておりました。そのままトロトロと進んで駐車場になっている鉄工団地へたどり着いたのが07:00。
さぁ、急いでシャトルバス乗り場へ向かわなければ!と行ってみると、すでに数百mにわたる長蛇の列ができておりました。( ̄□ ̄; すげぇ・・・ さらにその行列が角を曲がってなおも続いているのを見た時はショック倍増でしたよ。これは本当に見通しが甘かった。まさかこんなに凄まじいものだとは。実はまだ基地正門の方は結構ガラガラだったらしいのですが、そんなことはこちらでは知る由もない事で、ただただバス待ちの人の多さに圧倒されておりました。
 ワタクシが列に並んだところからは、例の交通事故の現場が見えました。トラックのひしゃげたフロント部分がわずかに確認できます。死角になっているところでは乗用車がひっくり返ってぺちゃんこになっているそうです。見物にいった人達からのそんな断片的な情報を耳にしながらおとなしく並んでいると、突然ドヒュウゥゥゥン!!というジェットエンジンのかん高い音が聴こえてきました。あぁ、始まったか。今日は基地開門前に08:00からオープニングフライトが行われる予定になっています。そのうち林の向こうからF-15J戦闘機が1機、また1機と空に駆け上がっていくのが確認できました。


編隊飛行最後の課目。F-15J 8機、T-4 2機による編隊飛行。
 実は、ワタクシが航空自衛隊の戦闘機部隊がある基地に来るのは今日が初めてです。この小松基地にはF-15J要撃戦闘機を擁する第6航空団の第303飛行隊、第306飛行隊があり、また「COMBAT」誌に連載中の漫画「レスキューエンジェル」で活躍中の小松救難隊が置かれているのもこの基地です。美保と同じようにここも民間の空港に併設されており、小松空港にはひっきりなしにANAやらJASやらの民間機が離発着しております。
 さて、08:30頃になってようやく行列が動き始め、ワタクシも無事にシャトルバスに乗り込む事ができました。そうしている間にも上空ではF-15J、T-4などによる編隊飛行課目が行われています。当初の予定よりもだいぶん遅れて09:20、ようやく基地エプロンにたどり着いた頃には編隊飛行も最後の課目が行われようとしておりました。(T_T) 言いたかないが、駐車場から歩いた方が絶対早かったろうなぁ・・・・。


S/Cデモのため上昇していくF-15J。

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