陸上自衛隊 高知駐屯地 創立39周年記念行事


高知駐屯地祭に行ってきました!


長い冬眠期間も終わり、いよいよ2005年自衛隊イベントシーズンが開幕いたしました。本格的にシーズンの盛りとなるのは4月下旬頃からですが、とりあえず今年のイベント初めといたしまして3月27日(日)、高知県香我美町に所在する陸上自衛隊高知駐屯地の記念行事に遠征してまいりました。同駐屯地を含む第2混成団は今年度、第14旅団への昇格が決定されており、ここ高知駐屯地にも現在駐屯している第2混成団施設隊に加え、普通科連隊1個が新たに配置される予定となっております(とりあえず最初は数十人規模の増員らしいですが)。
今回は天気予報があまり思わしくなく昼からは雨が降るという事だったのですが、朝の内はまあまあよいお天気となりました。


第10師団/第35普通科連隊/本部管理中隊(守山)の軽装甲機動車。上に載せているMINIMIとともに、ピカピカの新車でございました。
09:00の開門と同時に駐屯地内に進入し会場となるグラウンドの方へ行くと、本日の装備品が展示されておりました。昨年と異なり施設機材の展示は無く、代わりに軽装甲機動車、化学防護車、小火器などが展示されておりました。中でも化学防護車は車内まで公開するというサービスぶり。普段なかなかお目にかかる事のできない化学防護車の中をじっくりと見学できました。
さて、10:00近くになり第2混成団音楽隊と高知駐屯地所在部隊が入場。壇上には来賓の方々も揃い、第2混成団施設隊長兼高知駐屯地司令、重村2等陸佐を執行官として、創立39周年記念行事が始まりました。ちなみに今年も元防衛庁長官、中谷衆議院議員が臨席しておられました。式典に続くアトラクションでは第2混成団音楽隊が登場。冬ソナの主題歌「最初から今まで」や行進曲「錨をあげて」などが演奏されました。「錨をあげて」は海上自衛隊と異なり、フルバージョンでの演奏となっておりました。


第2混成団本部中隊/偵察小隊(善通寺)の87式偵察警戒車。


第2混成団本部中隊/化学防護小隊(善通寺)の化学防護車。車上に搭載の12.7mm重機関銃M2は車内からの操作で射撃できるそうです。


化学防護車の内部。ここまで公開するのは珍しいのではないでしょうか。


宿営用天幕。6人用ですが、実際は4人くらいで使うことが多いそうです。6人で使うとやはり窮屈だそうで。(^^;


天幕内部。中央のストーブは灯油式で民間の物と同じ、とのこと。冬場の演習ではこれがないと大変困るそうです。シュラフは緊急時に素早くファスナーを外せる構造になっています。奥に丸めてあるのはシュラフとスリーピングマットですが、マットの方はあまり使わないとか。


第2混成団施設隊の64式小銃。


同じく第2混成団施設隊の62式機関銃。


第2混成団特科大隊/第2射撃中隊(松山)の155mm榴弾砲FH-70。


入場する第2混成団音楽隊。


入場する高知駐屯地所在部隊。


昨年と同じく、第1種常装を着用してます。


入場する観閲部隊指揮官の3佐。


国旗の入場。


国旗に対し敬礼!


第2混成団施設隊長兼高知駐屯地司令、重村2等陸佐による式辞。


元防衛庁長官、中谷衆議院議員による祝辞。心無しか昨年よりちょっと痩せられたような。


退場する部隊。

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