●イベント広場・装備品展示


1階の展示ゾーンから外へ出ると、イベント広場という広いスペースがあります。広場の端には車両の展示がしてあるのですが、その前に忘れてはならない「地下指揮所」の見学へ。「地下指揮所」こと「指揮所簡易掩蓋掩壕」はライナープレートという波形の鉄板を組み合わせて作った円筒形の部隊指揮所で、野外において連隊クラスの指揮所として使用されます。内部には戦闘服を着たマネキンが3体、部隊を「指揮」しておりました。


地下指揮所入口。


地下指揮所内部。右側のホワイトボードには「業務予定」が細かく
書かれています。


携帯電話機1号JTA-T1。
地上へ戻って、今度は展示車輌の見学。ここには「軽装甲機動車」「74式自走105mm榴弾砲」「96式装輪装甲車」「89式装甲戦闘車」「87式自走高射機関砲」「94式水際地雷敷設装置」が展示されています。普通の駐屯地の常設展示と違って新しい装備が多いのが特徴ですが、ここにあるのはほとんどが先ほどの90式戦車と同じく試作車か、もしくは退役した車輌らしいです。なので、現役で配備されているものとは多少異なるところがあるようです。89式装甲戦闘車は、これも以前日本原駐屯地にあった試作車じゃないかと思うのですが、ホントのところはどうなんでしょうか・・・。誰かご存じの方がいらっしゃいましたら情報をお願いいたします。


軽装甲機動車。小松製作所製。平成14年度から部隊配備が始まった
最新の車輌です。これはたぶん試作車です。


こちらは退役装備、74式自走105mm榴弾砲。


96式装輪装甲車。新型の戦場タクシー。


89式装甲戦闘車。これも試作車。


87式自走高射機関砲。たぶん試作車。車体前面に実車にはない
部品が付いてますね。


94式水際地雷敷設装置。おそらく試作車ですが、この装備が展示
されてるのはたぶん日本でもここだけです。それくらい見なれない
車輌です。水上航行もでき、後ろにはスクリューが2基付いて
います。ちなみに「水際」は「すいさい」と読みます。


車輌の展示はこんな感じ。それぞれの間隔が狭いので
写真撮影はしにくいのが難点です。

広報センターの建物の脇にはオープンデッキがあり、ここには椅子とテーブルが並べてあるので、見学に疲れたら休憩する事もできます。建物内部にもレストコーナーがあります。自動販売機はドリンクと軽食が買えるようになっていて、ドリンクの方は市販だと¥120の缶ジュースが自衛隊価格の¥110で販売されています。(^^;


イベント広場から広報センター建物を見る。左下にあるのが
オープンデッキです。


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