陸上自衛隊広報センター見学記

陸上自衛隊広報センターに行ってきました!

2003年1月18日、土曜日。ワタクシは2年半ぶりに東京へ出かけてまいりました。とはいえ観光目的とかそういうわけではなく、目標はただひとつ、練馬区の朝霞駐屯地に隣接する「陸上自衛隊広報センター」の見学でございます。ただそれだけのためにわざわざ岡山から上京するっつーのもアレですが、まぁそこはそれ、マニアの道ということで。( ̄▽ ̄;; 自衛隊イベントもオフシーズンですので、こういう場所を訪れるのも今がチャンスですしね。新幹線から山手線、東武東上線を乗り継いで、和光市駅から徒歩約15分。川越街道沿いの陸上自衛隊朝霞駐屯地の通称「朝霞門」に隣接したところに今回の目的地「陸上自衛隊広報センター」はあります。昨年4月にオープンしたばかりの新しい広報施設で、年末年始と毎週月曜および第4火曜を除いて開館しております。入場は無料なので気軽に入れるのもGoodです。
週末なのでさぞマニアのみなさんでひしめいているだろうな、と予想していたのですが、館内はガラガラでした。( ̄▽ ̄;; まぁ時間が開館直後だったからかもしれませんが・・・。


陸上自衛隊広報センター外観。駐車場には26台が駐車可能、
そのほか駐屯地内に臨時駐車場が設けらます。
入口でパンフレットと3Dシアターの整理券をもらうと、2階から見学開始です。


●2階 学習・研修フロアー

エレベーターを降りたすぐ目の前には、巨大な地球儀のモニュメントが設置してありました。10年前のカンボジア派遣以来、世界中でPKOや人道援助に活躍するようになった陸上自衛隊を象徴するかのようです。決して「世界征服」を狙っているわけではないので勘違いしてはいけません。(^^;
その地球儀を取り囲むように、「陸上自衛隊の任務・組織」をわかりやすく説明したパネルが設置してあります。何ケ所かにモニターが埋め込んであり、タッチパネル方式で陸上自衛隊の詳しい説明や世界の軍事情勢を知る事ができます。各地の部隊編成や駐屯地の説明を見る事もでき、このデータベースがもし市販されているならぜひ購入したいと思わせる出来でした。


エレベーター前の地球儀モニュメント。


タッチパネル式のデータベース。いやー、ハイテクですな〜。


展示ゾーン。陸上自衛隊のあゆみを知る事ができます。
2階にはこの他「展示ゾーン」と「研修室」があります。「展示ゾーン」には「陸上自衛隊のあゆみ」と称して、警察予備隊発足以来の陸上自衛隊の歴史が年表形式で解説されていたり、PKO派遣部隊の部隊旗などが展示されています。中には東京オリンピックで使用されたトランペットや聖火トーチなどという珍しいアイテムもあります。
「研修室」の方は防衛関連の書籍が多く所蔵されていて、ちょっとした図書館のようになっています。「COMBAT」「ARMSマガジン」などの月刊誌や、朝雲新聞社刊の「自衛隊装備年鑑」などもありました。また、ちょっとしたイベントも催されているようで、この日は「立体写真コーナー」として駐屯地イベントや総合火力演習の立体写真が展示されていました。


制服の変遷。写真は現行のひとつ前の70式冬服。自衛隊発足時から
現在までの制服を着たミニチュアが4体展示してあります。


PKOカンボジア派遣部隊の作業服とベレー帽。
階級が一佐ということは派遣部隊指揮官のもの?


カンボジア派遣施設大隊の隊旗。この他ゴラン高原やルワンダへ
派遣された部隊の旗もあります。


東京オリンピックで使用されたトランペット。


中谷陸上幕僚長がトルコを訪問した際にオズギョク・トルコ陸軍
司令から送られた儀典用短剣。研修室に展示してあります。


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