第4部 さすが関西、音楽演奏。

 ちょうどお昼どきになり、模擬店で焼そばやフランクフルトなど購入してランチタイム。フランクフルトはマスタードがめちゃめちゃ効いていて、あわててビールで流し込んだり。(^^;
 その後音楽演奏を見学。ワタクシ達が会場に入った時にはすでに中部方面音楽隊による演奏が始まっておりました。ちょっと前にブレイクした「明日があるさ」に続いて中部方面イメージソングである「未来」のインストゥルメンタルバージョン、自衛隊公式行進曲の「おおぞら」の3曲を演奏。さらにアンコールに応えてE.E.バグレー作曲の有名な行進曲「National Emblem(国民の象徴)」を披露。ブラスバンドの生演奏に感動した後は和太鼓チームによる勇壮な演奏です。「激流」「無限」「地球」というタイトルの3曲を演奏してくれました。腹に響く和太鼓の音が実に気持ちよいです。
 さて、音楽隊に和太鼓と、実に自衛隊らしい演奏に続いては駐屯地部隊による歌の披露です。まずは第1部として「隊歌の部」。最初は中部方面通信群/第302搬送通信中隊による「中部方面通信群歌」です。迷彩服にはちまきを締めた隊員が壇上で隊歌を大合唱。その様子はまるで学芸会のノリ。(^^; 銃剣道のパフォーマンスを織り交ぜたり最後は胴上げをしたり、相当ハイテンションです。今まで真面目くさった自衛官の姿を見る事の多かったワタクシにはかなりのカルチャーショック。(^^; さすが関西、芸人根性がたくましいです。
 続いて駐屯地の主力である第36普通科連隊/第2・第4・対戦車中隊による「三十六連隊歌」。さすがに歩兵さんは真面目です。直立して微動だにせず連隊歌を歌い上げました。


赤いスカーフが普通科の印。第36普通科連隊の隊員。
 次は伊丹駐屯地業務隊による「伊丹駐屯地業務隊隊歌」。さらに第36普通科連隊/第3・重迫中隊がアカペラで「歩兵の本領」を熱唱。彼等の頭には日の丸に「必勝」と書かれたはちまきが巻かれています。「神風」の方がシャレが効いていたかもね。(^^;
 さて、続いて歌の第2部、「軍歌の部」です。ワタクシ、自衛隊では軍歌はご法度かと思っていたのですが、どうやらそうでもなさそうですね。左翼の連中が見たら「戦争賛美だ!」とか騒ぎだしそうだなぁ。
さて、まずは中部方面総監部/総務・人事・調査部による「ああ紅の血は燃ゆる」。知ってる歌だったので一緒に口ずさんでみました。(^^; 続いて第36普通科連隊/本部管理中隊・第1中隊による「敵は幾万」。


コブシをふりあげ気合い充分。軍歌を熱唱。
そして中部方面総監部/防衛・装備部・医務官・監察官による「同期の桜ほか3曲メドレー」。“桜”“花”に関係する軍歌を3曲アカペラで歌ってくれました。と、ここでいきなり坂本冬美の「夜桜お七」がスピーカーから流れ、きもの姿にド派手な傘を持った隊員さんが飛び出してきて舞いをひとさし。すごいパフォーマンスです。うしろの隊員達も「ソレソレ」の合いの手。さすがの芸人魂でございます!。( ̄▽ ̄
 最後に、第104通信運用大隊/有線信務中隊による「月月火水木金金ほか5曲メドレー」ですが、それに先立って中隊隊員による陸上自衛隊の制服の紹介がファッションショー形式で行われました。軽快な音楽に乗って第3種夏服、第2種夏服、第1種夏制服、レインコート、第1種冬制服、


「夜桜お七」の曲に乗って見事な舞を見せる。


パリコレ ミラノコレなんのその。
陸上自衛隊制服ファッションショー。(^^;


これが衝撃のマタニティドレス。(^^;
これぞ関西芸人魂。

外套、婦人自衛官の制服などが二人ひと組で紹介されていきます。制服フェチなワタクシとしては願ってもない出し物であります。みなさんクルリと回転したり腰に手を当ててポーズを決めてみたり、もうパリコレ顔負けですな。( ̄▽ ̄ 続いてマタニティドレス(妊婦服)が紹介されたのですが、出てきた人をみてびっくり。マタニティドレスを着たふたりのうち、ひとり男の人ですやん!
Σ( ̄□ ̄;;;;
 あっぱれなパフォーマンス精神、すばらしい! 他にも乙III装、乙II装、乙I装、体育服装、銃剣道・格闘服が紹介されました。全員揃ったところで軍歌を熱唱。「月月火水木金金」「軍艦マーチ」「ラバウル小唄」「露営の歌」「戦友」「加藤隼戦闘隊」を歌い上げました 。


陸上自衛隊制服勢ぞろいで軍歌を大合唱。
さて、音楽演奏を堪能して会場の外へ出ると、もう15:00に近い時間です。他に催しらしいものもなさそうだったので、ちょっと休憩してから伊丹駐屯地をあとにしましたよ。
それにしてもこの駐屯地の隊員さんたちはホントにノリがいいです。この伊丹が特別なのか、それとも関西の芸人魂がそうさせるのか、とにかく楽しい一日でございました。秋には再びここで創立記念行事が挙行されます。また絶対くるぞ、と心に誓ったワタクシでございました。

<了>

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おまけ写真

駐屯地近くにある交通看板「とびだしだめ君」。
事故のためか左腕がもぎとられております。
自らの身を犠牲にして「とびだしはダメ!」と
注意してくれているのでしょうか。( ̄▽ ̄