99式自走155mm榴弾砲、203mm自走榴弾砲、155mm榴弾砲FH-70の3種4門の榴弾砲による斉射。


射撃する203mm自走榴弾砲。自衛隊の保有する最大口径の火砲です。実弾の場合は空包のように派手な発砲炎は出ないみたいですね。


後方の特科射撃陣地からの砲撃と合わさり、総火演名物「特科富士」が見事な姿を表しました。


特科部隊の点検射が終わった後、普通科部隊の点検射が始まりました。対人狙撃銃の点検射はかな〜り地味な感じでした…。狙撃に派手さは必要無いので、これはこれで良いのかもしれませんが。(^^;


続いて普通科教導連隊/第1中隊の89式装甲戦闘車が進入。


会場前広場から、主武装である35mm機関砲を射撃。


左稜線からも機関砲を射撃します。


左稜線からA道を降りる89式装甲戦闘車。


続いて会場右手より普通科教導連隊/第4中隊の96式装輪装甲車が進入。


96式装輪装甲車B型の車上に搭載した12.7mm重機関銃 M2の点検射。


さらに後部ハッチが開き、普通科隊員がワラワラと下車してきました。


横一列に並んで、小銃および機関銃の点検射。曳光弾が飛んでいるのが見えます。


人型の標的が燃えています。小銃弾は命中しても遠目にはよくわからないので、こういった演出が必要なのでしょうね。


黒の台へ向けて、110mm個人携帯対戦車弾の射撃。


続いて迫撃砲部隊が進入。普通科教導連隊/重迫撃砲中隊の120mm迫撃砲3門、普通科教導連隊/第3中隊の81mm迫撃砲3門が展開しました。


120mm迫撃砲RTの点検射。


続いて偵察教導隊の軽装甲機動車が進入。


車載した5.56mm機関銃MINIMIの点検射。


左稜線では偵察教導隊の87式偵察警戒車が25mm機関砲の点検射を実施。


A道を降りてくる87式偵察警戒車。


08:00には点検射も終了し、会場では施設部隊による整地作業が始まりました。本番が開始されるまでの間、第12音楽隊22名の支援を受けて、富士学校音楽隊が音楽演奏を実施。行進曲でまとめられた曲目は下記の通り。
「ワシントン・ポスト
(J.P.スーザ)
「旧友
(C.タイケ)
「大空
(須摩洋朔)
「ラデツキー行進曲
(シュトラウス1世)
「錨を上げて
(C.A.ツィンマーマン)
「美中の美
(J.P.スーザ)
「海兵隊
(J.M.フルトン)
「エル・カピタン
(J.P.スーザ)


シート席の目の前では、偵察教導隊のオートが何度もジャンプを繰り返していました。


08:00頃点検射も終了し、会場では整地作業が始まりました。画像は富士教導団/教育支援施設隊(滝ヶ原)のグレーダ。


教育支援施設隊の大型ドーザと中型ドーザ。


教育支援施設隊のタイヤローラ。このあと来場するお偉いさん用の車道を固めてます。


第1施設団/第301ダンプ車輌中隊(古河)の7tダンプが新しい土を補充しています。


教育支援施設隊のグレードローラ。演習に参加する車輌の進入路を固めてます。


隊員が集めた大きめな石を、教育支援施設隊のバケットローダが運んでいきます。


整地作業と共に、各標的の交換作業も実施されています。今回の監的担当部隊は戦車教導隊/第4中隊との事でした。こういった裏方の地道な活動が、見応えのある総火演を支えています。


08:35頃のEスタンドの様子。すでに満員の状態で、この頃には隊員もお客さんを前面シート席にのみ誘導しています。

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