航空自衛隊 美保基地航空祭



美保基地航空祭に行ってきました!

5月24日(日)、鳥取県境港市に所在する航空自衛隊美保基地において、航空祭が挙行されましたので遠征してまいりました。当初、この日は陸上自衛隊青野原駐屯地記念行事に遠征する予定だったのですが、このところ世間を騒がせた新型インフルエンザの影響で青野原駐屯地祭の開催が延期されたのを受け、急遽美保航空祭へ行き先変更した次第です。それにしても、今年は春先の北朝鮮ミサイル発射騒動に始まり今回の新型インフルエンザと、自衛隊イベントにとっては受難の日々が続いていますね。青野原に到っては桜祭りも中止、記念行事も延期、と泣きっ面に蜂状態です。
さて、この美保航空祭、私にとってはここ数回天候に泣かされっぱなしのイベントとなっています。'02年以降は'04年、'06年、'08年と1年おきに遠征しているのですが、過去3回は全て曇り/雨模様。すっきり晴れた美保航空祭を体験したのは'02年が最後、という見放されっぷりとなっております。今年は1週間前から週間天気予報をチェックしてずっと晴れの予報だったもので、今年こそは大丈夫!と安心していたのですが、なんと1日前になってまさかの傘マーク。(TДT なんか呪われてるんでしょうか・・・。天候不良でほとんどの飛行展示がキャンセルされた昨年の苦い経験を思い出しつつ、早朝05:00、お仲間の岡山県人さんと合流して岡山市を出発しました。道中、中国山地に差しかかるまでは予報に反して晴れ間がのぞいていたものの、やはり県境を越え米子市内に入る頃にはどんよりとした厚い雲に覆われた空模様となってしまいました。(T_T
07:40頃美保基地のボイラー門側駐車場に到着。開門待ちの行列に並んで08:30頃基地に入り、ファンシードリルや高尾山レッドクラブの展示が行なわれる予定のエプロン中央に腰を落ち着けました。


07:50頃、基地北側のボイラー門前にできた開門待ちの行列。私達の後ろにも長い列ができていました。


こちらがボイラー門側の入口です。シャトルバスの利用が必要な南側駐車場と違い、車を停めた後そのまま徒歩で入場ができます。
しばらく待って、09:00から飛行展示開始。C-1、YS-11、T-400の異機種編隊によるオープニングフライトに始まり、 T-400の航過飛行、F-15J、F-2の機動飛行、YS-11の航過飛行、C-1による物料投下および第1空挺団の空挺降下と、プログラム通りに実施されました。特にF-15Jは築城304SQの戦競機が飛来し、迫力ある機動飛行を展開。また地上でも小雨のパラつく中、高尾山レッドクラブがさらに磨きのかかった自転車アクロを魅せてくれました。残念ながら航空学生によるファンシードリルは天候不良によりキャンセルとなりましたが、ほとんど何も飛ばなかった昨年の惨状を考えれば実に上出来です。


09:00、T-400、C-1、YS-11の異機種編隊によるオープニングフライトによって航空祭の幕が上がりました。


オープニングフライトから帰投してきた第403飛行隊のC-1輸送機、026号機。


同じく帰投してきた第41教育飛行隊の T-400練習機、063号機。


同じく帰投してきた第403飛行隊のYS-11P、152号機。


続いて第41教育飛行隊のT-400による航過飛行。


車輪と着陸灯を降ろした着陸姿勢で060号機が航過。


T-400は三菱重工の開発したMU-300をもとにアメリカのレイセオン社で製造されている航空機で、第41教育飛行隊では輸送機や救難機の操縦課程に進んだ学生の教育に使用しています。


会場正面より3機のT-400が着陸姿勢をとり、傘型隊形で高度200m、時速280km/hで航過。


「ルパン三世」のテーマに乗って軽快な飛行を見せてくれました。


高尾山レッドクラブの演技を前に、会場をチェックするスタッフ。


高尾山レッドクラブの演技が始まりました。ナレーターの「紅図猥子」さんの名調子も健在です。


観客に手を振って応えながら、レッドクラブが入場。


整列するレッドクラブ。


演技を前に、紅図猥子さんがパイロットひとりひとりを紹介していきました。


レッドクラブに燃料補給。燃料は、これもお馴染みとなった「地球に優しいおいしいお茶」です。


レッドクラブ、飛行開始です。


紅図猥子さんのナレーションによれば微妙に失敗した演技もあったようですが、見た目には全くわかりませんでした。


3機ずつに別れたレッドクラブが高速ですれ違う際に大きな衝撃波が生じ、「ボン!」という音が・・・紅図猥子さんの声で再現されます。(^^; 「まさにインパルス、まさに赤いカニです!」<ちょっと意味不明(^^;


6機で小さな円を描くこの技、全機がぶつからないように同じ速度、同じ機動を保つのは簡単そうに見えて意外に難しいかも。


演技も終盤。観客に手を振って応えるレッドクラブ。


演技が終了し、紅図猥子さんがパイロットひとりひとりにインタビュー。


最後にレッドクラブから、会場の皆さんに飴玉のプレゼント。


10:05、第8航空団/第304飛行隊(築城)の F-15Jによる機動飛行が始まりました。まずは背中を見せて会場の皆さんにご挨拶。


飛来した機体は#42-8946、MSIP機です。


アフターバーナーの炎も美しく、豪快な旋回を見せる F-15J。

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