軽徒橋を渡ってくる被災者。


渡ってきた被災者に毛布を被せる隊員。
「本部、こちら施設小隊長、被災者救助終わり」


『機動支援小隊、交通小隊、こちら本部。ただちに軽門橋を構築し、災害派遣車輌を渡河させよ』「こちら機動支援小隊、了解」「こちら交通小隊、了解」


手前では交通小隊による5舟5導板門橋の構築が始まりました。
「第1導板前へ!」「イチ、ニ!イチ、ニ!」かけ声をかけながらアルミ製の導板を運んでいきます。


渡河ボートの上に導板を降ろし、連結していきます。


完成した軽門橋の各部を点検する隊員。


小隊陸曹が小隊長に作業終了を報告し、小隊長が本部に連絡。
「本部、こちら交通小隊長。軽門橋構築完了」『本部了解、後続の災害派遣車輌の渡河を準備せよ』「こちら交通小隊長了解」


駆け足で撤収する交通小隊。みなさん地下足袋を履いてますね。


会場右手では機動支援小隊による3舟4導板門橋の構築が始まりました。小隊陸曹が作業の指示を出しています。


5舟5導板門橋と同じく、導板を運んで渡河ボートに乗せていきます。


4人で導板1枚を運んでいるようですね。


渡河ボートに導板を乗せて固定していきます。


最後に車輌が門橋に乗降するためのランプ部分の導板を取り付けます。


3舟4導板門橋の構築が完了しました。


「本部、こちら機動支援小隊長。軽門橋の構築完了、ただいまから災害派遣車輌を搭載して渡河させる」『本部了解』


3舟4導板門橋に災害派遣車輛を搭載します。


搭載が完了したら、対岸へ向けて運航を開始。今回搭載しているのは1/2tトラックですが、この3舟4導板門橋は1
1/2tトラックまでの搭載が可能です。


しばらく沖を航行した後、こちら側を対岸と仮定して、軽門橋が接岸してきました。


接岸後、跳ね上げていたランプを下げ車輌を降ろします。


「本部、こちら機動支援小隊。渡河完了」『本部了解』災害派遣車輛が無事に軽門橋から降りました。
『状況終わり!』以上で防災渡河訓練公開も終了です。


10:50には訓練展示も終わり、続いて装備品展示とボートの体験試乗などが行なわれました。せっかくなので私もボートに試乗。前回と違って板を渡した簡易な椅子が設えられていて、乗り心地もグッドでございました。また、お客さんが少ないためか前回よりかなり長い距離をクルージングしてもらえ、色付いた美しい秋の山々を眺めながらの楽しいひとときを過ごす事ができました。
装備品展示では訓練展示に使われた軽徒橋、軽門橋、81式自走架柱橋と野外炊具1号(改)、1t水タンクトレーラ、人命救助システム、油圧ショベル、自走時状態の81式自走架柱橋が展示されていました。野外炊具1号では実際に生姜汁が作られており、私達にもふるまっていただきました。


下流域で被災者の捜索をしていた第302施設小隊の分隊も戻ってきました。


ボート試乗の乗場。隊員さんの持っている救命胴衣を着せてもらいます。


せっかくなので私も体験試乗。


先行していた体験試乗のボートとすれ違いました。


前回に比べてずいぶん遠出してもらえました。


美しく色付いた山々を眺めながら、快適なクルージングです。


会場に戻って、今度は装備品展示の見学。まずは訓練展示で構築された第305施設隊の軽徒橋。


第305施設隊の軽門橋、5舟5導板門橋。


同じく3舟4導板門橋。

←戻る 次へ→