陸上自衛隊 三軒屋駐屯地創立53周年記念行事



三軒屋駐屯地祭に行ってきました!

10月25日の日本原駐屯地記念行事に続いて、翌26日(日)、岡山市に所在する陸上自衛隊三軒屋駐屯地において、創立53周年記念行事が挙行されましたので見学してきました。久々の自衛隊イベント二連チャンですよ。あーウレしー! 毎回書いていますが、岡山市在住の私にとって、ここ三軒屋はまさに地元の駐屯地です。自宅からも車で20分程度の近距離ですので、他の駐屯地や基地祭と違って早起きしなくてもいいのが嬉しいですね。とはいえ、自衛隊イベントは早目の行動が原則です。開門40分前の08:20頃には駐屯地に到着し、入場待ちする人達に加わりました。
09:00に開門し、少しだけ模擬売店をのぞいてから、まだ人気の少ない式典会場へ向かいました。今年は観閲台の左側に設えられた一般椅子席の最前列を確保。しばらくお仲間達と談笑しながら式典開始までの時間を過ごしていると、曇天の空からポツポツと雨が降り始めてしまいました。(T_T 今年は本当にお天気の神様に見放されていますね。結局、この日は1日中降ったり止んだりの不安定な天候となってしまいました。
10:15頃から参列部隊の入場が始まり、10:30から三軒屋弾薬支処長兼ねて三軒屋駐屯地司令、橋爪 康雄二等陸佐を執行者に、三軒屋弾薬支処総務課長、山田二等陸佐を参列部隊指揮官として、三軒屋駐屯地創立53周年記念行事に伴う式典が開始されました。参列部隊は向かって左から第13音楽隊、所在部隊上級曹長(3名)、三軒屋弾薬支処、第305施設隊、第104施設直接支援大隊/第2直接支援隊、第312基地通信中隊/三軒屋派遣隊という並びです。このうち所在部隊上級曹長は指揮官を補佐する専門幕僚として昨年度から配置されているものだそうです。
式典は国旗入場および国旗に敬礼、執行者式辞、来賓祝辞、来賓紹介、祝電披露、国旗退場、参列部隊指揮官退場、参列部隊退場というプログラムで進み、その後第13音楽隊による演奏、および所在部隊と応援部隊による訓練展示が行なわれました。


08:30頃、三軒屋駐屯地正門アーチの設営風景。開門30分前になってこういう作業をしているのも、まったりムードの三軒屋ならでは。


雨で濡れた一般席をタオルで拭く事務官、技官さん。おもてなしの心がうれしいですねぇ。(^^


10:15頃、参列部隊の入場が始まりました。先頭は第13音楽隊です。


入場する所在部隊上級曹長と三軒屋弾薬支処の隊員。

入場する第305施設隊および第104施設直接支援大隊/第2直接支援隊


整列する参列部隊。雨がシトシト降っています・・・。背広組の事務官さん達にはちょっと辛いかも・・。


参列部隊指揮官入場。徒歩で入場し、敬礼する参列部隊に対し答礼する参列部隊指揮官、山田二等陸佐。


執行者臨場。黒塗りの業務車で執行者が入場してきました。


執行者に対し敬礼。部隊に答礼する執行者、三軒屋弾薬支処長兼ねて三軒屋駐屯地司令、橋爪二等陸佐。昨年まで駐屯地司令は一佐でしたが、現在は二佐がその職にあるようですね。


国旗入場。このあと国旗が登壇し、君が代吹奏のもと敬礼が行なわれました。


執行者式辞。
「我々自衛隊は、いついかなる事態においても、迅速有効に行動できる事を今まで以上に求められており、そのため平素からあらゆる場面を想定し、真に役立つ実効性ある計画と訓練を積み重ね、関係各所との連携を密にし、さらなる実力の向上をはかっていく必要があります。本日、この駐屯地創立53周年と言う記念すべき日にあたり、我々一人ひとりが任務の重要性と責任を自覚し、使命感を持って自衛隊員である事を誇りとし、いかなる厳しい状況下においても任務が遂行できるよう、団結強固で規律厳正、志気高らかで即応性ある実力組織として国民の負託に応えるとともに、地域の皆様から信頼され、愛される駐屯地となるよう、精進努力する事を改めて決意するものであります。」と述べられました。


自民党の衆議院議員、逢沢一郎氏による来賓祝辞。
「各種PKOにも積極的に参加をしていかなくてはなりません。憲法の枠組みを守る事は当然の事でありますけれども、国際の平和と安全保障、そして一人ひとりの、いわゆる人間の安全保障を確保していく。その事のために、日本はより積極的に貢献をしていく。そしてその中心に自衛隊が堂々と存在をする。そういった国家を立派に樹立していくために、ともに将来に渡って力を尽くしていこうではありませんか。」と述べられました。


続いて岡山県知事の代理として、前日も日本原駐屯地にお見えになった岡山県危機管理監、長井龍則氏が知事の祝辞を代読。
「災害時のみならず、平常時におきましても、本県の各種防災訓練に積極的にご参加いただくなど、危機管理や防災対策の推進に多大なご支援とご尽力を賜っているだけでなく、地元との各種交流などを通じて、地域の活性化にも格別のご貢献をいただいているところであり、本県の安全・安心を預かるものといたしましては、真に心強い限りであり、重ねて感謝を申しあげます」と述べられました。


国旗が退場に際し、再度登壇。


国旗に対し敬礼する参列部隊。


参列部隊指揮官退場。


参列部隊退場。

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