LCAC高速航行展示。まずはLCAC/2103。

続いてLCAC/2104が高速で通過していきました。

最後に海上保安庁のヘリコプターと巡視艇による高速機動展示。高速で走る巡視艇に追随して、ヘリコプターが低空で飛行してきます。

巡視艇の方は海上保安庁第六管区/広島海上保安部の「あきかぜ」。追随するヘリコプターは同じく第六管区/広島海上保安部のベル212 MH-595「せとづる2号」です。


以上で展示訓練はすべて終了。艦隊は朝出港した港へ向け、それぞれ帰路につきました。呉港へ到着する2時間程の間、今度は「ひえい」艦内を見学する事にしました。食堂や艦橋を見たり、最近の護衛艦では見られなくなったようなレトロな装備にちょっと驚いたりしていると、前部甲板において武器操法展示が始まったのでそちらへ移動。前後に配置された54口径5インチ単装速射砲やアスロックランチャーの動作を興味深く見学いたしました。そうこうしているうちに15:40頃、我が「ひえい」も呉基地へ帰港。出港時と同じく呉音楽隊の演奏に出迎えられ、Eバースに接岸しました。

「ひえい」ヘリコプター格納庫内。暑さを逃れてきた人々で、まるで避難所状態でした。


「ひえい」左舷旗甲板に設置されているチャフロケット発射機Mk36。この6連装発射機を左右計4基装備しています。


左舷側の高性能20mm機関砲CIWS。

マストでクルクル回っている対空レーダーOPS-11。この籠網状のアンテナもなにやらレトロな感じですねぇ。

レトロといえばこれもそうですね、艦橋上部に設置されているOAC-2A通信機。赤外線利用の不可視線通信装置ですが、最近の艦艇には無いものです。本日参加した艦艇の中では「ひえい」しか搭載していないのではないでしょうか。

艦橋左ウイングから艦首方向の眺め。前後配置された54口径5インチ単装速射砲が、最近の艦艇には無いイカツさを醸し出しています。

艦内で見つけた神棚。こういったものがあるのは日本の軍艦ならではですね。

艦内通路。この辺は古参の艦も新鋭艦もあまり変わらないですね。

科員食堂。ここにも涼を求める人々がわんさか押し寄せていました。

艦首の54口径5インチ単装速射砲の武器操法展示。写真は51番砲ですが、後ろの52番砲も動かしていました。

砲塔がグルグル回り、砲身が上下。砲身はほぼ90度まで仰角をとれます。大きな砲なので動くと結構な迫力があります。

続いてアスロックランチャの操法展示。1番から4番までの発射筒を順番に上下させ、前方扉を開いていました。


全ての前方扉を開き、発進レールをすべて伸張させ、順番に収納していく様子を展示しました。

呉基地への帰路で航海訓練所の練習船「青雲丸」を見かけました。翌日広島港へ入港したようです。

こちらも帰路途中で見かけた海上保安庁第六管区/広島海上保安部の巡視艇PC83「しまぎり」。本日の展示訓練の航路警戒にあたっていたのでしょうか。

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