海上自衛隊 平成20年度 呉地方隊展示訓練



呉地方隊展示訓練に行ってきました!

7月19日(土)・20日(日)の2日間に渡り、宮島沖の広島湾において平成20年度呉地方隊展示訓練が挙行されましたので、20日の方に参加してまいりました。今年は同訓練の体験航海に応募したものの、抽選に洩れてしまい遠征はあきらめていたのですが、親切なお仲間から余剰券を譲っていただくという幸運に恵まれ、晴れて旗艦「ひえい」艦上の人となる事ができました。19日の方は雷雨にみまわれ少々天候不良だったようですが、私の参加した20日の方は朝から晴天に恵まれ、終始青空が広がる絶好の体験航海日和となりました。岩国、美保で天候に泣かされた身としては、それだけでもイヤッホー!な感じです。
早朝、06:00岡山発の新幹線に乗り込み、JR呉駅へ着いたのが08:06。そこから基地の用意したシャトルバスで乗艦場所となる海上自衛隊呉基地へ。受付と手荷物検査を済ませEバースへ向かうと、呉港からの参加艦艇である護衛艦「ひえい」「せとゆき」「いなづま」、訓練支援艦「くろべ」が接岸し、既に乗艦が始まっていました。私もさっそく「ひえい」に乗艦。本艦は呉地方総監である杉本海将が座乗され、今展示訓練の旗艦を努めます。マストには総監座乗を示す三つ桜の海将旗が掲揚されていました。


08:15頃、JR呉駅裏手のシャトルバス乗場。早くも行列ができています。バスはなぜか岡山の井笠鉄道の観光バスがチャーターされてました。


今回はいきなりの収穫。これまで遠目にしか見た事のなかった敷設艦「むろと」が昭和埠頭に停泊していました。艦首の形状が独特ですね。


受付と手荷物検査を終えてEバースへ向かいます。


Fバースに停泊中の輸送艦「くにさき」。今回は展示訓練には参加せず、お留守番のようです。


Fバースに停泊中の多用途支援艦「げんかい」。「ひうち」型4番艦で、今年2月に竣工したばかりの新鋭艦です。


Eバースに停泊中の護衛艦「ひえい」。今回の展示訓練旗艦を努めます。


同じくEバースに停泊中の訓練支援艦「くろべ」。


「くろべ」に搭載されている高速標的機「ファイアー・ビー改」。艦艇広報の時にはお約束のように後部甲板に展示されていますね。


Eバースに停泊中の護衛艦「いなづま」。


こちらもEバースに停泊中の護衛艦「せとゆき」。


多用途支援艦「げんかい」、護衛艦「いなづま」「せとゆき」に続いて、我が「ひえい」も呉音楽隊の演奏に見送られ10:00に出港。訓練展示の実施海面に向けて一路舵をとりました。空を見上げれば青い空、陸地にかかる雲はすでに真夏のそれでした。あまりの暑さに汗が吹き出しましたが、それでも格納庫内にいるよりは甲板上にいる方が風があって気持ち良い感じでした。実施海面に到着するまでの2時間ほどの間、艦上では艦番号と同じ142番目の乗艦者に対する記念品贈呈、乗員によるラッパ、手旗信号、結索の披露などいくつかのアトラクションが行われました。


09:00、呉基地を出航していく多用途支援艦「げんかい」。


09:40、出港する護衛艦「いなづま」艦上で帽振れを行う乗員。


曳船のサポートを受けて出港していく「いなづま」。


「いなづま」を送り出した曳船が我が「ひえい」に接近してきました。


桟橋では呉音楽隊が演奏で出港する艦を見送ります。


我が「ひえい」艦上でも出港準備が慌ただしく始まりました。


09:50、出港する護衛艦「せとゆき」。


曳船からのロープを受け取り、フェアリーダーを介して甲板に引き込む乗員。チームワーク抜群な動きです。


10:00、出港ラッパが艦内に鳴り響き、「ひえい」が呉基地を出港しました。翻る自衛艦旗が良いですねぇ。

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