護衛艦やまゆき一般公開 in たまの港フェスティバル



護衛艦やまゆきを見学してきました!

5月18日(日)。岡山県は玉野市宇野港で挙行されたイベント「たまの港フェスティバル」において、海上自衛隊の護衛艦「やまゆき」が一般公開されましたので、見学に行ってまいりました。毎年この時期に催されている「たまの港フェスティバル」も今年ではや12回目。ほぼ毎回海上自衛隊の艦艇が参加しており、私も過去数回訪れております。今回は17、18日の2日間に渡って挙行されましたが、17日はあいにくと仕事があり、18日の方のみ行ってまいりました。前回訪れた時は宇野港田井地区というところが会場になっていたのですが、今年はそこから南へ数キロの玉野市築港にて、フェリー乗場をグルっと囲むようにA、B、Cの3会場に分けて催されました。メイン会場はA会場、目的の護衛艦「やまゆき」はC会場ということで、午前中をA会場で過ごし、午後からC会場での見学に充てる事にしました。
A会場には多くの屋台やフリーマーケットが立ち並び、たくさんのお客さんで賑わっていました。その先の突堤に航海訓練所の練習船「海王丸」が停泊していたので早速見学。17日には帆をいっぱいに張るセイルドリルが行われ、帆船ならではの優美な姿で観客を魅了したようですが、この日は帆を畳んで一般公開のみが行われていました。白い船体にウッドデッキ、4本のマストに張り巡らされたロープが実に美しく、軍艦とはまた違った魅力を感じさせますね。


メイン会場となったA会場のゲート。わかりにくいですが、奥に「海王丸」のマストが3本見えます。


A会場から、約300m離れたC会場に停泊中の護衛艦「やまゆき」を臨む。


さらにA会場から約3km離れた三井造船玉野工場には整備中の潜水艦救難母艦「ちよだ」の姿が。


「ちよだ」の後方には護衛艦「せとゆき」が。三井造船は大抵何らかの海自艦艇が入っていて、マニアにとっては絶好のウォッチングポイントです。

A会場で一般公開を行った、航海訓練所の練習船「海王丸」。前日には帆を張るセイルドリルが行われたそうです。


「海王丸」を後ろから。いやー、実に美しい船ですねぇ。この海王丸は平成元年に進水した2代目です。初代は富山県の「海王丸パーク」に保存展示されています。


海王丸の号鐘(タイムベル)。時報、警報、その他の信号のために鳴らします。


海王丸の後部海図室。各種の航海計器が設置されていて、帆走時の自船の位置や気象のデータをここで確認します。


海王丸の舵輪。帆の状態と目の前のコンパスを見ながら操縦するため、船の最後尾に設置されています。これを一回転させると舵が1度傾きます。舵輪が二重になっているのは海上が時化て舵が重くなった時に4人がかりで回すためだとか。


海王丸の士官サロン。船長、機関長、その他の職員が食事をする部屋で、椅子も白いカバーがかかっています。海外寄港地ではレセプションにも使用します。


海王丸の「CADET'S LECTURE & DINING ROOM」。実習生の講習・食事などが行われる部屋でしょう。机と机の間がすごく狭かったです。


海王丸の船首に取り付けられている女神像。「紺青(こんじょう)」という船の守神で、嵐を鎮める笛を奏でている姿だそうです。同型船の「日本丸」には「藍青(らんじょう)」という姉妹神の像が取り付けられています。


海王丸のデッキからA会場の眺め。そろそろお客さんが増えてきたようです。
海王丸を降りたあと、牛串やタコ天など、屋台ならではの味に舌鼓を打ち、フリーマーケットなどを巡ってお祭り気分を堪能。そのあと12:10から海上保安庁の消防船「すいりゅう」の放水展示と、同じく海保のヘリコプター「はやたか」による飛行展示が行われたので見学しました。


フリーマーケットの様子。玩具関係のお店が多かったですね。


海王丸の前には海上保安庁のテントがありました。子供達に大人気だった海保のマスコットキャラ「うみまる」君。


沖合いから姿を現した海上保安庁の消防船「すいりゅう」。双胴船なのは放水による船の揺れを抑えるためでしょうか。


「すいりゅう」が放水展示を開始。


放水を一点に集中。


海面に向けて放水。海面に広がった油火災に有効です。


続いて海上保安庁のヘリ「はやたか」による飛行展示。

「すいりゅう」の上をかすめるように低空飛行。

さらに「やまゆき」の近くでターンする「はやたか」。

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