AV-8B ハリアーII 攻撃機


〈HMM-262/Rein(第262海兵中型ヘリコプター飛行隊/増強部隊)AV-8B Plus ET53 B.n.165429 030505.岩国〉

諸元・性能
乗員 1人
全長 14.55m
全幅 9.25m
全高 3.56m
自重 6,744kg
最大離陸重量 14,515kg
エンジン 1基  名称:RRペガサス F402-RR-408A  推力:10,614kg
最大速度 1,063km/h
航続距離 3,243km
兵装 25mm機関砲×1
製作 ボーイング社
備考 ホーカー・シドレー社が開発し、後にブリティッシュ・エアロスペース社に引き継がれた世界初のVTOL機、ホーカー・シドレー・ハリアーをベースに、アメリカのマグダネル・ダグラス(現ボーイング)社が主契約社となって開発した経緯を持つ、イギリス生まれ、アメリカ育ちの戦闘攻撃機。このうちアメリカ海兵隊に採用されているのがAV-8BハリアーIIである。陸上基地から運用するとともに海軍の強襲揚陸艦に輸送ヘリ、攻撃ヘリとともに乗艦し支援攻撃、対地攻撃の任務に就いている。
ベースとなったホーカー・シドレー・ハリアーは重量が重いという欠点があったが、AV-8Bは複合材などの新素材を導入して軽量化に成功し、それにより航続距離が延び、兵器の搭載量も増大した。
在来型のAV-8B、赤外線照準装置を装備するAV-8Bナイトアタック型、さらに機首にAPG-65レーダーを装備したAV-8B Plusという発展型が存在する。AV-8B PlusはAIM-120AMRAAMの運用が可能になっており、在来型に比べ機首部分が若干長くなっているのが特徴である。
AV-8Bはハリアーを生んだイギリスも逆輸入しており、ハリアーGR.5として運用、さらに改良を加えてGR.7として使用していたが、既に退役している。
垂直離着陸、真横へのスライド、バックなど、その機動はどちらかというとヘリコプターに近い印象である。垂直離着陸するときの爆音は独特の金属的な高音を発し、通常のジェット戦闘機とは比較にならないほどうるさい。
後継機としてF-35BライトニングIIの配備が進んでおり、AV-8Bは在日米軍からは既に姿を消しているようだ。



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AV-8B Plus
右前
〈030505.岩国〉
AV-8B Plus
左後ろ
〈030505.岩国〉
AV-8B Plus
左前
〈070505.岩国〉
AV-8B Plus
左前
〈090505.岩国〉
AV-8B Plus
右側面
〈090505.岩国〉
AV-8B
ナイトアタック型
〈030505.岩国〉
AV-8B
ナイトアタック型
左前
〈090505.岩国〉
AV-8B
ナイトアタック型
レーザー照射窓
〈090505.岩国〉
AV-8B
ナイトアタック型
レーザー照射窓、前方赤外線監視装置、風向計
〈090505.岩国〉
AV-8B Plus
前方赤外線監視装置
〈030505.岩国〉
エアインテーク
〈030720.防府北〉
給油プローブ
〈030720.防府北〉
給油プローブ
〈090505.岩国〉
右可動式ノズル
〈021215.築城〉
左可動式ノズル
〈090505.岩国〉
揚力増強装置兼用ガンポッド
〈090505.岩国〉
揚力増強装置兼用ガンポッド
〈090505.岩国〉
前脚
〈090505.岩国〉
前脚
〈090505.岩国〉
補助脚、主脚
〈090505.岩国〉
右回転排気ノズル
〈090505.岩国〉
下部エアブレーキ
〈090505.岩国〉
AN/ALF-39チャフ・フレアディスペンサー
〈090505.岩国〉
尾部航法灯、レーダー警戒アンテナ、尾部ピッチコントロール空気弁
〈090505.岩国〉