C-130 ハーキュリーズ輸送機


〈5AF/374AW/36AS“Eagle Airlifters”(第5空軍/第374空輸航空団/第36空輸飛行隊)
#74-2071(横田基地) 080505.岩国〉

諸元・性能(C-130H)
全長 29.79m
全幅 40.41m
全高 11.66m
翼面積 162.1F
自重 34,686kg
総重量 70,310kg
最大巡航速度 556km/h
航続距離 8,260km
乗員 乗員5名+兵員92名
エンジン 名称:T56-A-15ターボプロップ  出力:4,508shp/基
製作 機体:ロッキード・マーチン  エンジン:アリソン
備考 C-130ハーキュリーズは原型となったYC-130が1954年に初飛行して以来、現在でも改良型が生産されている傑作中距離戦術輸送機である。米軍のみならず西側諸国を中心に世界中で使用されており、日本の航空自衛隊でも第401飛行隊がC-130Hを運用している。
C-130は高翼型、太い胴体、リアローディング方式、主脚を収容できるバルジ、貨物の空中投下機能等、現代の軍用輸送機の基本仕様を確立した機体である。また不整地での離着陸にも優れ、もともとの短距離離着陸能力に加え、胴体脇に補助ロケットを装着することでさらに短距離での離陸を実現している。
初期型のC-130A以来胴体の延長やエンジンの換装、アビオニクスの近代化、輸出向けモデルなど改良が重ねられ、現在では最新型としてC-130Jが生産中である。また対地攻撃機や電子戦機、特殊作戦機、空中給油機など実に70種以上の派生型も誕生しており、日本でもMC-130JコマンドーII等を見ることができる。
米空軍のC-130Hは前タイプのC-130Eからエンジンを近代化し、外翼の改設計、電子機器を一新して1974年から引き渡しが開始された。
米空軍では現在C-130HおよびC-130Jを運用しているが、在日米空軍では第374空輸航空団/第36空輸飛行隊でC-130Jの胴体を2.03m延長したC-130J-30を14機運用している。


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C-130H

左側面
(080505.岩国)
右前
(090505.岩国)
機首
(080505.岩国)
機首ミサイル警報装置
(080505.岩国)
機首ミサイル警報装置
(090505.岩国)
前脚
(080505.岩国)
戦死装置冷却用エアインテーク
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タラップ
(080505.岩国)
プロペラ
(080505.岩国)
プロペラ
(090505.岩国)
SKE(位置維持装置)
(090505.岩国)
上部ブレードアンテナ
(090505.岩国)
左翼端航法灯
(090505.岩国)