全長 |
50m |
全幅 |
8.4m |
深さ |
4.2m |
吃水 |
1.7m |
基準排水量 |
約200t |
エンジン |
石川島播磨LM500型ガスタービン3基3軸、ウォータージェットポンプ3基 出力:16,000PS |
速力 |
約44kt |
乗員 |
約21人 |
船型 |
単胴細長型 |
主要兵装 |
対艦ミサイル×一式、62口径76mm単装速射砲×1、12.7mm重機関銃M2×2 |
備考 |
航続能力と不審船対処能力を向上させた局地防衛用のミサイル艇。従来のミサイル艇1号型と違い、20mm機関砲に代え76mm砲を搭載、船体構造も水中翼型から排水型にしたため排水量が1号型の4倍に増えている。対水上レーダー、航海用レーダーを各1基搭載し、赤外線暗視装置も装備した。船体はステルス性を考慮した設計になっており、76mm砲の砲カバーも角張ったステルスタイプとなっている。推進装置はスクリューではなくウォータージェットであり、3基のエンジンがそれぞれ1基ずつのウォータージェットノズルに接続されている。また、小型の船体で高速航行を行なうため、艦橋の座席にはシートベルトが備えられている。
「はやぶさ」「わかたか」については当初、沿岸における哨戒、対艦攻撃を主任務とする半双胴型船型のミサイル艇として1999年度予算で計画されたが、1999年3月の北朝鮮工作船による領海侵犯事件を契機に不審船対処能力を付加した結果、船型を含めた設計変更が行なわれたものである。現在大湊に第1ミサイル艇隊、舞鶴に第2ミサイル艇隊、佐世保に第3ミサイル艇隊が編成され、それぞれ2隻ずつが配備されている。 |