掃海艇「うわじま」型


〈掃海艇「くめじま」MSC-676  040530.高松〉

諸元・性能
全長 58m
全幅 9.4m
深さ 4.2m
吃水 2.9m
基準排水量 490t
エンジン 三菱6NMU-TA I型ディーゼル2基2軸  出力:1,800PS
速力 14kt
乗員 45人
船型 船首楼型
主要兵装 20mm多銃身機関砲×1、掃海具一式、S-7機雷処分具
備考 「はつしま」型の性能向上型だが、全長が若干長くなった他は外見上の違いはほとんど見られない(前部マストの桁数の違いが「はつしま」型と見分けるひとつのポイントである)。「はつしま」型に比べると居住施設の改善と併せて対機雷戦能力が一段と増しており、特に新型のZQS-3機雷探知機、超音波水中映像装置を装備する機雷処分具S-7(1型)を搭載し、中深度掃海能力が加えられた。掃海具曳航能力の増大を図るため、エンジンの出力アップがなされており、このためクレーンの吊り上げ能力も向上している。
「いえしま」「まえじま」「くめじま」「ゆげしま」「ながしま」は掃海管制艇に種別変更された。既に7番艇の「とびしま」までは除籍されており、2020年現在では「ゆげしま」「ながしま」のみ掃海管制艇として現役に留まっている。

艦記号・番号/艦名 起工 進水 竣工 製造所
MSC-672 うわじま
(2010.6.24 除籍)
1989.5.18 1990.5.23 1990.12.19 日鋼鶴見
MSC-673 いえしま
(2010.2.26 掃海管制艇に種別変更)(2014.5.16 除籍)
1989.5.12 1990.6.12 1990.12.19 日立神奈川
MSC-674 つきしま
(2012.3.21 除籍)
1991.5.27 1992.7.23 1993.3.17 日立神奈川
MSC-675 まえじま
(2013.3.21 掃海管制艇に種別変更)(2017.3.27 除籍)
1992.6.1 1993.6.10 1993.12.15 日立神奈川
MSC-676 くめじま
(2014.5.16 掃海管制艇に種別変更)(2018.3.27 除籍)
1993.2.17 1993.12.9 1994.12.12 日鋼鶴見
MSC-677 まきしま
(2014.4.2 除籍)
1993.5.12 1994.5.26 1994.12.12 日立神奈川
MSC-678 とびしま
(2014.5.12 除籍)
1993.6.22 1994.8.31 1995.3.10 日鋼鶴見
MSC-679 ゆげしま
(2017.3.27 掃海管制艇に種別変更)
1995.4.10 1996.5.24 1996.12.11 日立神奈川
MSC-680 ながしま
(2018.3.27 掃海管制艇に種別変更)
1995.4.14 1996.5.30 1996.12.25 日鋼鶴見


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「つきしま」
左後ろ
(030517.阪神)
「まえじま」
右前
(070526.高松)
「くめじま」
右後ろ
(040530.高松)
「まきしま」
左側面
(080720.呉)
「とびしま」
右後ろ
(030802.舞鶴)
「とびしま」
左側面
(050809.境港)
「ながしま」
左側面
(040606.大阪湾)
「つきしま」
右後ろ
(030517.阪神)
「つきしま」
ブリッジ前方
(030517.阪神)
「つきしま」
ブリッジ後方
(030517.阪神)
「つきしま」
機雷処分具巻揚機
(030517.阪神)