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〈掃海管制艇「ははじま」MCL-724 040606.大阪湾〉 |
全長 | 55m |
全幅 | 9.4m |
深さ | 4.2m |
吃水 | 2.5m |
基準排水量 | 440t |
エンジン | 三菱12ZC15/20 I型ディーゼル2基2軸 出力:1,400PS |
速力 | 14kt |
乗員 | 28人 |
船型 | 船首楼型 |
主要兵装 | 遠隔操縦式掃海具操縦装置×1 |
備考 | 中型掃海艇「はつしま」型を改装した掃海管制艇は、平成になって新型掃海システムの採用によって新たに導入された艦種である。無人自航式の大型掃海具を誘導管制するもので、無人の掃海具は水深の浅い海面でも自由に航行できるほか、より危険度の高い海域での掃海にも使用できるメリットがある。従来、小型掃海艇(MSB)6隻と掃海母艇(MST)1隻で港湾/沿海部などの浅海面の掃海にあたっていたが、小型掃海艇(MSB)の退役に伴い、この新システムが採用された。運用する遠隔操縦自航式掃海具(SAM)は、スウェーデンで開発されたもので、左右の浮体の上に構造物を載せている。磁気機雷と音響機雷の除去、掃海海面へのブイ(浮標)の設置も行える。本型掃海管制艇1隻で、SAM2隻を同時に管制することが可能である。乗員は掃海艇籍の42人から28人に減少した。2013年3月までに全数が退役し、以後は次級である「うわじま」型掃海艇からの種別変更が行なわれている。 |
艦記号・番号/艦名 | 起工 | 進水 | 竣工 | 建造所 |
MCL-723 やくしま (2004.2.16除籍) |
1981.6.15 | 1982.6.22 | 1982.12.17 (改装:1999.5.12) |
日鋼鶴見 |
MCL-724 ははじま (2006.2.8除籍) |
1983.5.20 | 1984.6.27 | 1984.12.18 (改装:2002.3.4) |
日鋼鶴見 |
MCL-725 かみしま (2008.12.17除籍) |
1985.5.10 | 1986.6.20 | 1986.12.16 (改装:2004.2.16) |
日鋼鶴見 |
MCL-726 おぎしま (2010.2.26除籍) |
1986.5.16 | 1987.6.10 | 1987.12.17 (改装:2006.2.8) |
日立神奈川 |
MCL-727 さくしま (2013.3.21除籍) |
1988.5.17 | 1989.6.2 | 1989.12.13 (改装:2008.12.7) |
日鋼鶴見 |