87式 砲側弾薬車


〈富士教導団/特科教導隊/第4中隊(富士駐屯地)#91-0742  050717.富士〉

諸元・性能
乗員 8人
全備重量 約23.5t
全長 7.17m
全幅 2.99m
全高 3.0m
登坂能力 tanθ約60%
回転半径 信地
最高速度 約50km/h
行動距離 約300km
エンジン 水冷2サイクル8気筒ディーゼル機関  411PS/2,300rpm
積載弾数 50発(203mm弾)
武装 12.7mm重機関銃M2×1
製作 日立製作所
備考 野戦特科部隊に装備し、203mm自走榴弾砲に随伴して継続的に弾薬補給を行なう移動式弾薬庫である。203mm自走榴弾砲はもともと空輸を考慮して口径の割に車体が小さく作られており、携行できる砲弾がわずか2発しかないことから、この砲側弾薬車は203mm自走榴弾砲の継戦能力にとって必要不可欠な装備となっている。
重砲牽引用の73式牽引車の車体を流用し、上構部分を弾薬庫としている。弾の揚降は車体後部に設置された揚力約1トンの油圧式クレーンを利用して行ない、1回で203mm砲弾10発を吊り上げることができる。1987年度から調達を開始した。


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右側面
(040718.富士)
右後ろ
(040718.富士)
左側面
〈050717.富士〉
左側面
〈050827.総火演〉
右前
〈050827.総火演〉
左側面
〈090830.総火演〉
左側面
〈090830.総火演〉