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〈特科教導隊/第4中隊(富士駐屯地) 050827.総火演〉 |
乗員 | 5人 |
全備重量 | 28.5t |
全長 | 10.7m |
全幅 | 3.15m |
全高 | 3.14m |
速度 | 54km/h |
エンジン | ゼネラルモーターズ水冷2サイクル8気筒ディーゼル機関 411PS/2,300rpm |
武装 | 203mm榴弾砲×1 |
最大射程 | 30,000m(噴進弾)、24,000m(通常弾) |
発射速度 | 1.5発/分 |
製作 | 日本製鋼所(砲部)、小松製作所(車体)、FMS(砲身) |
備考 | アメリカで開発された203mm自走榴弾砲M110A2をライセンス生産したもので、1984年度から部隊配備が開始された。陸上自衛隊の装備する火砲の中では最も口径が大きく、約90門が配備された。かつては東北・西部方面隊直轄の特科大隊でも運用されたが、現在は北部方面隊の3個特科大隊と富士教導団特科教導隊の第4中隊、および武器学校にのみ配備されている。後継装備は選定されておらず、このまま退役が進むものと思われる。 陸上自衛隊の保有する他の自走榴弾砲と異なり、砲は全体が車体の上に露出した形になっている。もともと空輸を考慮して車体は小さめに作られているが、後部にスペードが付いていて、射撃時に車体を安定させる仕組みになっている。 射撃の際には87式砲側弾薬車が随伴し、弾薬の運搬と砲への補給を行なう。 |