対空機関砲 VADS 2


〈小松基地防空隊(小松基地) 030914.小松〉

諸元・性能
口径 20mm
初速 1,000m/秒
弾薬搭載量 約600発
運用人員 3人
製作 日本製鋼所
備考 航空自衛隊の保有する基地防空用の対空機関砲。「VADS2」という名称がついているが、VADS1の改良型と言うわけではない。隊員に聞いたところではF-104J戦闘機が退役した際に余剰となった20mm機関砲を有効利用するために開発されたもので、従ってVADS1のようにリードコンピューティングサイトや測距レーダーが付いているわけではなく、射撃はもっぱら目視に頼るのだそうである。油圧作動で整地撤去が容易にできるなど工夫がなされている。
浜松広報館には、このVADS2開発に際して試改修用に2台作られた試作品のうち、1台が展示されている(下記画像参照)。


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左後ろ
〈030914.小松〉
右後ろ・砲座旋回
〈030914.小松〉
左前・砲座旋回
〈030914.小松〉
右側面・砲座旋回
〈050918.小松〉
操作部
〈030914.小松〉
試作品
〈051203.浜松広報館〉