December.99

99年12月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■99.12.20 Mon
 師も走る師走、とはよく言ったもので、最近は忙しすぎて日記もなかなか書けなくなっておりますな・・・。ちょっと反省。それにしても、今年も残すところ10日あまり。1900年代も終わろうとしておりますよ。いや、時の経つのは早いものです。
 さて一昨日のお話。仕事が終わったワタクシは、高校時代の友人達と飲み会へ。ガンガンビールを飲んで、ほろ酔い気分でバカ話に花が咲き。さぁ、2次会はカラオケだ。で、近くのビッグエコーへ直行。ボックスの中でもさらにビールをあおって、さらに酔いがヒートアップ。ほぼベロベロになったところで、ワタクシは無性にシャウトの激しい一曲をかましたくなり、尾崎豊の「Freeze Moon」を予約。ワタクシは天も裂けよ地も割れよといわんばかりに、大声で叫びまくりましたよ。いや〜、ストレス発散にはもってこいだわ。
 で。尾崎豊の曲って、よく終わりに語りが入ってますよね。あれは尾崎がやるからかっこいいんであって、ワタクシがやってもおサムいかぎり。しかし、そこは勝手知ったる友人達ばかりなので、ギャグで済んでしまうと思って
『夜の街でぇ〜!風がふくたび、俺達はタバコをふかし・・・』
と思いっきり感情を込めて語りを入れたのでありますよ。と、そこへ。
「しつれいしま〜す」
と、追加のビールを持ったカラオケ屋のおねぇちゃんが。Σρ( ̄□ ̄;;; その時のワタクシはノリにのって語っている真っ最中。やばっ!しかし、一度語り始めたら最後まで語るのがワタクシのポリシー。感情たっぷりに
『今夜こうして夢見たみたいに、俺達は、走り続けていかなければ・・・・』
おねぇちゃんは努めて無表情を装って、テーブルにドリンクを並べていきますが、きっと心の中では大笑いしているんだろうなぁ。などとちょっと被害妄想が入ったりして。でも、今度から語りの入った曲を歌うときは、もう少しタイミングを計る事にしようっと。(^^;

■99.12.5 Sun  華燭の典。緊張を抑える方法とは。
 いよいよ12月。西暦1000年代も残すところ1カ月となりましたね。今日は、ワタクシの中学時代からの友人であるT君の、晴れの結婚式だったのでございますよ。
 これに先立つこと1カ月前、私はT君からひとつの依頼を受けました。
『らいと、友人代表のスピーチ頼む。』
な、なにぃぃぃぃ!?(T□T) 自慢じゃないがワタクシは人前に立つとすごく緊張してあがってしまう性格でありまして、ましてやスピーチなどもってのほか。一瞬断ろうかとも思ったのですが、こういうお祝い事は快く引き受けるのがマナーです、となんかの本に書いてあったのを思い出し、
「わかった。俺にまかしとけ」
と心にもない返事をしてしまったのです。しかし引き受けたからにはしゃべらなくてはなりません。早速書店で「20代のための結婚スピーチ」なる本を購入し、研究を重ねることにしたのです。
 それから1カ月。なんとか文章もまとまり、プリントアウトしたカンペをポケットに忍ばせて、いざ会場へ。人前であがらない方法、というのが上記のガイドブックにもいろいろ載っておりましたが、どれもこれも役にたたなそうなものばかり。そこでワタクシが独自に考えたのが、
とにかく披露宴が始まったら、ビールをガンガン飲んで、酔っぱらって自分をわからなくする。というもの。
 さて、いよいよ披露宴も始まり、ビールが注がれます。飲みました。ええ、そりゃもう。グイグイと。ガンガンと。次第に酔いがまわってきて、頭の中がボウッとなってきます。(*@〜@*)
よっしゃ、ええ感じや。これでいける!とは思ったものの。自分のスピーチの時間が刻一刻と迫るにつれ、だんだんと酔いがさめてきて、一気に緊張がピークへと向かっていくのがわかります。鼓動が早くなり、喉が乾いていくのが感じられます。これで勉強したことは、人間の緊張は酔いをおさえこんでしまう、ということ。ガンガン飲んで酔っぱらっても、あまり意味はありませんでした。(T△T)
 あ〜〜〜〜、もうどうしようもない。こうなったら腹をすえて、その時を迎えよう。なんだか切腹を待つ罪人のような気分。やがて司会のおねえさんがワタクシの名を呼び、ワタクシは顔だけはにこやかに、手にはカンペをにぎりしめ、前方へと進みます。とにかく第一声が肝心。
「T君、晴○さん、本日は大変おめでとうございます!」
・・・・・・あとはね。自分が何をしゃべっていたのかわかりません。(T_T;; カンペを手に握りしめていたものの、緊張のあまり今どこを読んでいるかもわからなくなったワタクシは、とりあえず文章の覚えているところをつないで、アドリブでしゃべるしかありませんでしたよ。でも、案外その方がしゃべれたりして。人間というのは不思議なものだなあ、と思ったことでございますよ。
 まあ、なんとかスピーチも終えて、自分の席に戻って一安心。しかし、ここで緊張の解けたワタクシは、一気に酔いが回って今度こそヘロヘロになったのでありました。
 あとでカンペを見直してみたら、なんかいろんな所をハショってしゃべってしまった事がわかり、ちょっと恥ずかしい思いを今しております。
 ま、とにかくT君、結婚おめでとう。末永くお幸せに!!