February.08

08年2月分の日記です。

■08.02.16 Sat  牡蠣ウマー!な宮島小旅行記
いやー、雑記帳に記事をUPするのも実に2年半ぶりでございます・・・。最近はHPの更新自体が滞りがちなのですが、この雑記(旧日記)に関する限りではすっかり放置プレイ状態で、自分がこんなコーナーを持っていることすら忘れてたり。( ̄▽ ̄;;
この2年半の間に転職したり引越ししたり、さらには結婚してしまったりと、いろいろと自分の生活にも変化がありました。なんか、このコーナーも最初の頃の記事を読むと懐かしさがこみあげてきますな。
さて先日2月10日(日)、ドライブがてら嫁とふたりで日本三景のひとつに数えられる広島県の宮島へ日帰り旅行に行ってまいりましたよ。事前情報によると9日・10日の二日間、宮島では「かき祭り」なるイベントが催されるとの事。宮島といえば牡蠣が有名ですから、牡蠣大好きな私としては大変楽しみな事でございます。さて、往路は嫁の運転で一路宮島へ。高速道路は渋滞する事もなくスイスイと快適なドライブだったのですが、11:00頃に宮島最寄りの廿日市インターチェンジを降りたとたん、国道2号線の超大渋滞に捕まってしまいました・・・。見渡す限りビッシリと続く車列は数メートル進んでは停まり、を繰り返し、一向に進む様子がありません。いやー、これ全部宮島へ行く人達なんだろか。みんなそんなにも牡蠣が好きなのかー? とりあえずこのまま車列に並んでたら、宮島へ着く頃には陽が暮れるかなー、もしくは着いてもどうせ駐車場は満杯だろうなぁ、ということで、ちょっとUターンして宮島から離れたところの駐車場に車を停め、そこから電車を利用する事に。これが効を奏してかすぐに某量販店の駐車場が見つかり、しかもそのすぐ裏手が広島電鉄の駅という事もあって、30分後には宮島口駅へ到着する事ができました。同じ事を考えた人が多かったのか、その某量販店の駐車場には県外ナンバーの車がズラリと並んでいました・・・。お店の方、ずうずうしい真似をして申し訳ありません。m(_ _)m
さて、時間もちょうどお昼時。宮島といえば牡蠣と並んで「あなご」も名物だそうで、昼食は嫁のリクエストで「あなごめし」に決定しました。JR宮島口駅前には「あなごめし」発祥の店と言われる「うえの」さんがありますのでそちらへ伺ったのですが、さすが老舗の有名店。入店待ちのお客さんでごった返しており、店員さんによればただいま2時間待ちです、との事。さすがにそれは待てねぇですよ、てなわけで他にもあなごめしを出しているお店が何軒かありましたので、その中から「ふじの屋」さんでお昼をいただく事にしました。こちらは10分ほどの待ち時間で入店。あなごめしとお吸い物、お漬け物のみの大変シンプルなメニューながら、香ばしいあなごが素晴らしくウマー!です。あなご好きな嫁的にもこれはアタリだそうで、いや満足満足。(^0^
さて、腹もくちたしいよいよ宮島へ渡る事にしました。宮島口から宮島へはJR宮島航路と宮島松大観光船の2種類のフェリーが利用できます。どちらも15分間隔で運行していますので、ほとんど待たずに乗船する事ができます。まぁ、それでもこの日は乗船待ちの行列ができていましたが・・・。で、私達は「大鳥居に大接近!!」といううたい文句のJRのフェリーで宮島へ渡りました。

国道2号線の大渋滞。全然進まねぇ〜!

広島電鉄宮島口駅前で、駐車場の空きを待つ車列。右も左も大混雑です・・・。

昼食にいただいた「ふじの屋」さんのあなごめし。旨いです。超旨いです。

JR宮島航路のフェリー乗場。15分毎に運行されているにも関わらずこの行列。この左側には松大観光船のフェリー乗場が併設されています。

JR宮島航路のフェリー。短距離の運行だからか、少し小さめの船ですね。
宮島側のフェリー乗場前の広場が、この日のメインイベント「宮島かき祭り」の会場となっておりました。やほーい、牡蠣食べまくりー!(^0^・・・・と思ったのですが、見渡す限り人・ひと・ヒト。どのブースも大行列の大盛況。あー、こりゃここで食べるのは無理かいな。というわけで後ろ髪を引かれながらも会場を後にし、もうひとつの目的地である宮島水族館へ向かう事にしました。ひとしきりおサカナ達を眺めて和んだあと、今度は厳島神社へ。水の上に佇む社殿と大鳥居が実に美しい神社ですが、私達が訪れた時間帯はちょうど引き潮で海底が露出しており、そこに降りて散策している人も多く見られました。世界文化遺産にも登録されているこの厳島神社の歴史は非常に古く、創建は西暦593年、推古天皇の時代にまで遡るそうです。今日見られる海上社殿は1168年頃から平清盛の援助を得て造営されたとか。数年前には台風の直撃で回廊の屋根が落ちたり床上浸水するなどの被害を受けたりしましたが、現在では立派に再建されています。

フェリーから見た海側からの厳島神社大鳥居。荘厳な雰囲気です。

宮島かき祭り会場の様子。焼き牡蠣だけでなく、土手鍋や牡蠣フライなんかもあったらしいです。・・・食べたかったなぁ・・。

これも宮島の名物ですね。普通にその辺りをノシノシ歩いてます。触っても逃げないし人に慣れ過ぎていますが、一応野生の鹿です。

こんな感じでそこらじゅうに鹿が落っこちてます。奈良の鹿のように餌めがけて人に突進してくるような事はないみたいですね。

島側から見た大鳥居。現在のものは8代目になるそうです。根元は海底に埋められているわけではなく、鳥居の重みだけで立っています。

厳島神社裏手から大願寺方向の眺め。歴史を感じさせますねぇ。

町並みも非常に風情があります。

大願寺で見かけた猿回し。お猿が自転車を漕いでます。器用なもんですねぇ。

宮島水族館は約350種の魚や水生動物を展示しています。

タカアシガニ・・・美味しそう。

魚って正面から見るとかなりおマヌケな顔してますよねぇ。なんか、ウルトラマンに出てきたピグモンに似てると思うのは私だけでしょうか。

フンボルトペンギン?かな? 泳いでいた奴がプールサイドに這い上がろうとして、滑ってアタフタしているのが可愛かったです。

ひなたぼっこしておネムな鹿。宮島の鹿は野生とはいえ、角はきちんと切られています。

厳島神社の回廊と、その後ろに五重塔と千畳閣。これで満潮時なら絵のように美しい風景でしょうね。

本殿の前にある高舞台。これ単体で国宝に指定されています。4月の桃花祭、10月の菊花祭の際にはここで舞楽が奉納されます。
さて、厳島神社をあとにして、今度は表参道商店街を散策。かき祭りでは食べられませんでしたが、宮島へ来た以上はぜひ牡蠣を賞味しておかなくては!ということで、店頭で焼き牡蠣を実演販売しているお食事処「とりい」さんの行列に並びました。網の上で殻ごと焼かれたおいしそうな牡蠣、身が三つ乗ってひと皿500円也を2皿購入し、熱々のところを口の中へ。ジューシーな牡蠣の旨味が口いっぱいに広がって、いやもうなんと言うか激ウマーー!(^0^ でございました。嫁はどうも牡蠣は苦手なようで、ひとつだけチャレンジしてギブアップ。こんなにおいしいのに・・・。(´・ω・`)まぁ、おかげで嫁の分も私が堪能できたわけですが。
てなところで、その後は商店街でお土産を買ったり焼き立てもみじ饅頭を賞味したりしつつ、17:00過ぎに宮島をあとにしました。帰路は私の運転で一路岡山へ。小春日和で実にいい小旅行でした。宮島は他にもロープウェーで山頂へ行けたり、寺社仏閣もたくさんあったりと見どころも多いので、また機会があれば訪れてみたいと思いましたよ。

本殿前の平舞台から大鳥居の眺め。引潮を利用してたくさんの人が鳥居の下まで歩いていってます。

「とりい」さんの店頭での焼き牡蠣実演。こういったお店が他にも何軒かあります。

焼き立ての牡蠣、熱々の身にカボス(酢橘?)をちょっと絞って食べるとめちゃウマー!!です。

表参道商店街はたくさんの土産物屋や食事処が軒を連ねています。宮島銘菓のもみじ饅頭は約20軒が製造していて、1個80円くらいで焼き立てを食べる事もできます。

商店街にある世界一の大しゃもじ。宮島はしゃもじも名産だそうで、我が家もお土産にひとつ買って帰りました。