April.01

01年4月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■01.04.21 Sat  最近の高校生三態。
 桜もすっかり散り、街中を歩くと多少汗ばむ陽気となりました。今年は桜が満開の絶好のタイミングで花見を満喫し、よい春を迎える事ができましたよ。昨夜は遅まきながら社の新入社員歓迎会などありまして。二次会ではKENTO'Sで踊りまくり。( ̄▽ ̄ 三十路の身体にはこたえますなぁ。
 さて、ワタクシ昨日は朝から県北へ出張しておりました。お客との打合せもとどこおりなく終了し、会社へ戻るためにJRの列車に乗り込んだワタクシ。しばらくすると向い側の席に、一人の高校生とおぼしきガキ・・・もとい、少年が乗って来ました。まだ発車まで時間もあり、車内はガラガラに空いている状態です。彼は6人掛けの席に腰を降ろすなり、靴を履いたままの足をで〜んと椅子の上に投げ出して寝転がってしまいました。公共の車内でそんな事をするのはしたたかに酔っぱらったオヤジくらいしか見た事のないワタクシは、ちょっとびっくり。( ̄△ ̄; よっぽど親のしつけがよかったのでしょう、彼は誰にはばかることもなく堂々と居眠りをしております。やがて列車が出発して、ほどなく巡回にやってきた車掌さんが、さすがに見かねたのか少年をゆり起こして注意をうながします。すると彼はめんどくさそうに「チッ」と舌打ちをすると、ムクリと身体を起こしました。しかし、車掌さんが行ってしまうとまたゴロリと横になり、居眠りを始めてしまいましたよ。ただ、さすがに気が引けたのか、靴を履いたままの足だけは椅子の上に乗らないように外に放り出していましたが。( ̄▽ ̄ この辺がとことんまで悪ぶれない現代の高校生の中途半端さなのでしょうか。
 やがて列車が金川という駅にさしかかると、地元の高校生が何人か乗り込んで来ましたよ。ワタクシの隣にも女子高生がふたり腰をかけて、キャーキャーとかん高い声でおしゃべりを始めました。それまで静かに読書していたワタクシはその騒がしさに少々ムカツイて、女子高生の方を睨んでみたりなんかしちゃったのですが、彼女らはそんなことは全く意に介さずギャーギャーとおしゃべりに夢中になっております。向かいの席で気持ち良さそうに寝転がっていた例の少年も時々目を開けて迷惑そうな表情を浮かべておりました。やがて列車が次の駅に停まったころ、斜向かいのボックス席から携帯でしゃべっているらしいおばさんの声が聞こえてきましたよ。ワタクシのところまで聞こえたくらいですから、その声が大きかったのは確かなのですが、信じられなかったのはその時女子高生の言ったセリフ。
「でっけぇ声〜。」
「うるせぇよなあ。」
・・・・お前らが言うなぁ!!( ̄□ ̄;
 やがて列車は終点のひとつ前の駅に到着。車窓から外を見るとちょうど下校の時間だったのでしょう、地元高校生がホームあふれかえらんばかりになっております。やがてドアが開くと、その大量の高校生達がドッと車内になだれ込んできましたよ。さながら鉄砲水のようにあっというまに車内を埋め尽くしていく高校生の群れ。これは正直怖いです。本能的に身構えてしまったワタクシ。( ̄▽ ̄;; 彼等はよっぽど学校で良い教育を受けているのでしょう、「降りる人が先」などという概念は全くないようです。結局ドア付近で降りようとしていた人は車内に押し戻され、後から人ごみを縫ってようやく降りていきました。その後も大量の高校生達は通路に座ったりつり革にぶら下がったり、まるで動物園のサル状態
 「高校生だからってみんな一緒にするな」「17歳がみんな悪いわけじゃない」
新聞やTVを見てると、そういう彼等の意見を目にすることがありますな。でも今日紹介したような高校生達の姿を見てると、みんな同じに見えてしまうのですよ、オジサンとしては。ワタクシが高校生の頃は、もっとまともな人間が多かったようにも思うのですが。いずれにせよ、今でさえ不安定なこの日本の社会。ホントにその将来を君たちに託して良いのか、君たちより先に老後を迎える身としては、大変不安なことしきり、なのです。