May.00

00年5月分の日記です。下に行くほど古くなってます。

■00.5.22 Mon 戦いは負けたと思った時が負けなのだ。(意味不明)
 初夏の陽気に誘われて、ウトウトと眠りの国へ旅立ってしまいがちな今日この頃でございますな。<ワタクシは年中。( ̄▽ ̄;
 さて、春から初夏にかけてのこの季節、自然界では様々な生き物たちが活発に活動し、巣作り、子作りにはげむ季節でもございます。ワタクシの住むこの田舎町では、毎年ツバメ達が民家の軒先に巣を作り、そろそろ卵も孵化してヒナ達が元気な鳴き声をあげて親鳥の運んでくるエサをおねだりする様子が見受けられます。ま、それだけならば田舎の情緒あふれる光景としてほほえましくもあるのですが、彼らが巣を作る場所によっては、住民にとって迷惑千万な場合もございます。
 我が家の場合もそんな事で、なんと玄関の梁にツバメが巣を構築し始めたのでございますよ。ある日、朝起きてみると、玄関先が大量の泥と糞と藁のクズのようなものでドロドロに汚されていたのでありますよ。そこにはワタクシの原付も停めてあったのですが、ツバメの落としていったグレーの泥と白い糞と薄茶色の藁クズで、見事な迷彩色にペインティングされておりました。う〜ん、これであと緑色が加わればアメリカ軍のウッドランドパターンカモフラージュにも負けない迷彩効果が得られるぜぇ( ̄▽ ̄;、などと朝一番からくだらない感想をいだいてしまったりしたのですが、しかしまじめな話、住民としてはこのままほっておくわけにもいきません。梁の上の少しだけできた巣を払い落とし、壁と床の汚れを洗い流して、朝からちょっとした労働をさせていただきました。で、その間、少し離れた塀の上につがいのツバメがとまって、こちらをジ〜〜ッと見ているのでありますよ。ワタクシは何となく後ろめたい気分になってしまいました。
「そんな目で見るなよぉ、どこか他の場所で巣作りしてくれよぉ、玄関はかんべんしてくれよぉ( ̄  ̄;」
まあ、確かに鳥と言えども自分の家を壊されりゃ、いい気分はしないでしょうな。でも、例えば縁側の軒先とかならこちらも黙ってヒナが旅立つまで見守ってあげるのですが、玄関は家族の出入りもあるし、お客さんが来たりもするし、さすがにまずいですよね。さて、そんなこんなで玄関をきれいに掃除したワタクシでありますが、ちょっと考えが甘かったかもしれません。敵もさるもの、ツバメの夫婦はそう簡単に諦めたりはしなかったのであります。その日仕事から帰ると、母が開口一番、
「ツバメがまた巣を作りようるんよ〜。何回掃除してもいけんわ〜。」
とのたまうじゃありませんか。ツバメってのは割としつこいんだな、と思った事でございますよ。そしてこの時から、ツバメと我がらいと家(主に父と母)の、あくなき戦いが始まったのでございます。
 話が横道にそれますが、ツバメで思い出したエピソードがひとつ。それはワタクシがまだうら若き中学1年の時の事でございました。ある日、ワタクシの部屋で友人と遊んでいたところ、一羽のツバメが間違えて部屋の中へ飛び込んできた事がありました。まだまだ好奇心旺盛な子供の事、ワタクシと友人は部屋中そのツバメを追いかけまわして、捕まえたりしたのでございます(もちろんその後すぐに放しましたが)。追われるツバメの方としてはもう恐怖心でいっぱいでしょう。人間のバカ野郎、と思ったに違いありません。そんな事があってから3日ほど経ったある日、中学の体育館で、たぶん学期末の終業式だったと思いますが、全校生徒が集まって先生の話を聞いていたときの事。その時もどこかからか迷い込んできたツバメが1羽、体育館の天井近くを飛び回っていました。そのうち、ワタクシの後ろに座っていた数人のクラスメイトが、急にざわめきたったのです。なんだろうな〜、と思っていたところ、すぐ後ろのクラスメイトが小声で教えてくれました。
「らいと、襟のところにツバメが糞を落としていった」
( ̄□ ̄;< ええええ〜!?
後で見てみると、ワタクシのシャツの後ろ襟のところに、ツバメの糞がヒットしておりましたよ。天井近くを飛んでいたツバメが、何百人もいる生徒の中からよりにもよってワタクシに糞をおかけになりやがるとは。アメリカ軍の精密爆撃に勝るとも劣らない、見事なピンポイント攻撃。( ̄□ ̄; その時脳裏をかすめたのは、そのツバメはもしかしてこの間友人と追いかけ回したあのツバメでは、と言う事でした。もしかしたらあの時の報復に来たのかもしれない。ツバメって恐いな〜などと考えた事でありました。もちろん、今思えばそんなはずがあるわけないのですが、なにぶん子供の考える事、自然界に対するちょっとした畏怖の念をいだいてしまったりして。(^^; でも今考えると、もし本当にツバメの報復だったのだとしたら、なんでワタクシにだけ糞をひっかけて、友人の方は無事だったのでしょうか。不公平です。( ̄◇ ̄#
 さて、話は現在に戻りまして、その後玄関には梁のところに紙を貼って穴をふさいだり、網を貼ったりして防御策を講じてはいますが、ツバメ夫婦はいまだにあきらめていないようです。今朝なんかは、紙の貼り方が甘いところから梁の上へもぐりこんでいるのが確認されました。こうなったら勝負です。ツバメ夫婦があきらめるか、巣作りの季節が終わるまで、らいと家のあくなき戦いは続くのです。<ガッツだ!俺!

■00.5.1 Mon  現実のストレスが夢に与える影響とは?。
 最近、日記の更新が滞りがちですね。反省。
 昼間は少々汗ばむ陽気な上に世間ではゴールデンウィークまっ最中てなことで、どことなく浮かれた雰囲気が漂っておりますな。世のお父様方は愛する家族を乗せ、車のハンドルを握って行楽地へと向かっておられる事でしょう。
 さて、車と言えば、私もようやく自動車を購入したのでありますよ。免許を取得してから9年ちょっと、まったくのペーパードライバーで通してきたのでありますが、さすがに一昨年岡山へ帰ってきてからというもの、自動車の必要性を痛切に感じるようになったのです。以前住んでいた京都、広島あたりは公共の交通機関が充実していて、電車とバスを使えば大抵のところへは行けたのですが、こと岡山のような田舎となると車がないと話にならんのであります。世間並みの若者ならば、ちょっといい車に乗って颯爽と走ってみたい願望を持つ事もあるのでしょうが、ワタクシは「車なんぞ走りゃなんでもOK」てな感じなので、手ごろな価格でできるだけ維持費が安くつく車を、ということでホンダのライフを購入したのでありますよ。
 かくして、車持ちとなったワタクシでありますが、9年間もハンドルを握っていなかったため、運転がおぼつかないことと言ったらこの上ありません。教習所を出たてなら初心者とはいえ安心していられるというものですが、9年のブランクはワタクシをホントにただのド素人に変えてしまっておりました。なにしろ座席に座って足下を見てまず思ったのが、
「アクセルってどっちだったっけ?」( ̄▽ ̄;
こんなやつが車を運転しようなどと思ってはなりませんな。一応免許はミッションで取得してある(というか、ワタクシ達のころはまだAT限定というものがなかった)のですが、すでにオートマ車の操作すら記憶に残っていなかったのでありますよ。(T_T)
 他にもワイパーをかけるつもりが、ウォッシャー液を何度も何度も何度も何度も噴出させてしまったり、シフトをR(リバース)からD(ドライブ)に入れたつもりがなぜだかP(パーキング)に入れてしまっていたり。
 それでも遠く白亜紀のころの地層のように脳の奥底に埋もれてしまった教習所での記憶を掘り起こしながら、なんとか前にに走る事はできるようになったのでありますよ。今は休日ごとに練習を積んでいるのでありますが、心に余裕がないためか車を降りるとドッと疲れが押し寄せてきます。「そのうち余裕が出てくるようになるよ」、と人は言います。まあ、確かに原付に乗りはじめた頃もこんな感じだったし、要は「慣れ」が肝心なのでしょう。しかし、初心者ならではというか、運転のストレスが溜まってくると、なんか車の事を夢にまで見てしまうのですよ。それも事故をする夢ばっかり。
最近見たのでは、30cmほどの幅しかない水路に、なぜだか車がさかさまにすっぽり落ちてしまったりとか。どう考えても片輪が落ちるくらいの幅しかないのに、車が横転して、その水路に落ち込んでしまうのです。しかもそのさかさまになった時の重力の変化のリアルな事といったら、夢とは思えませんでした。シートベルトで座席に固定されたまま、血液が頭の方へ下がっていく感覚が恐ろしくて、そこで目が覚めました。
他にも、他人の車を追い抜きざまに接触事故を起こしてしまい、車を降りてその部分を見てみると、なぜだか凹みとかの傷ではなくライフルで撃たれたように丸い穴が開いていたり。絶対そんな傷がつくはずはないのに、弾痕のような傷のあまりの鮮明さに驚いていると、そこで目が覚めました。( ̄▽ ̄;
 友人のM中君にその話をすると、「そうそう、夢ってそんなもんよな〜。」とすごく同意されてしまいましたよ。彼も最近パソコンを買ったばかりで、普段からそのことばかり考えていたら、パソコンを盗まれる夢を見たそうです。
現実に受けるストレスと夢との因果関係、てなことはワタクシにはよくわかりませんが、どなたかフロイトとかに詳しい人がいたら、また教えて下さい。
とにかくワタクシは、現実には事故をおこさないように、 夢の中でたっぷりと事故っておこうと思いましたよ。
( ̄▽ ̄;;<それでいいのか?