EA-6B プラウラー 電子戦機


〈VMAQ-3“Moon Dogs”(第3海兵電子戦飛行隊)MD01  B.n.189912(岩国基地)  030505.岩国〉

諸元・性能
乗員 4人
全長 18.24m
全幅 16.15m
全高 4.95m
自重 15,241kg
最大離陸重量 27,895kg
エンジン 2基  名称:P&W J52-P-408  推力:4,767kg/基
最大速度 1,048km/h
航続距離 1,572km
兵装 対レーダーミサイル
製作 グラマン(現ノースロップグラマン)
備考 EA-6Bプラウラーは、A-6イントルーダー攻撃機をベースとした本格的な電子戦機である。コクピットを延長し、パイロットと電子戦士官3人の計4人が乗り込めるようになっている。海兵隊では本機の前に、EA-6Aという複座型の機種が1990年代まで運用されていた。
EA-6Bは1964年から海軍で開発計画がスタートし、1971年に部隊配備が開始された。垂直尾翼先端に大型の電波受信アンテナのフェアリングを設け、電波妨害はもっぱら主翼、胴体下に装備する最大5基のジャミング・ポッドでおこなう。ポッドの先端には発電用の風車がついており、これによりポッドへの電力供給を行なう仕組みになっている。
主任務は味方攻撃編隊に対する地対空ミサイル誘導レーダーの無力化および電子妨害だが、さらに1985年から配備が始まった能力向上 II 型以降の機体は対レーダー・ミサイルHARMを搭載し、レーダー施設の破壊も任務に加えている。
海兵隊のEA-6B部隊は、岩国の第12海兵航空群に6ヶ月のローテーションで1個飛行隊が派遣されていたが、2019年3月に全機退役した。


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右後ろ
〈030505.岩国〉
後ろ
〈020505.岩国〉
左側面
〈040912.岩国〉
排気孔
〈020505.岩国〉
垂直尾翼
〈030505.岩国〉
エアインテーク
〈020505.岩国〉
前脚
〈040912.岩国〉
空中給油プローブ
〈030505.岩国〉
主翼折畳み部
〈040505.岩国〉
AN/ALQ-99ポッド
〈040912.岩国〉