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〈第51航空隊(厚木航空基地)#8404 051030.百里〉 |
全長 | 19.8m(ローター含) |
全幅 | 16.4m(ローター含) |
全高 | 5.4m |
自重 | 7.2t |
全備重量 | 10.9t |
最大速度 | 139kt |
乗員 | 4人 |
エンジン | 名称:T700-IHI-401C2(ターボシャフト) 出力:2,145shp |
製作 | 三菱重工業 石川島播磨重工(エンジン) |
備考 | SH-60Jの性能向上改造型で、1996年度からSH-60J改の名称で試作機の製造を開始し、2003年1月22日に長官の使用承認が下り、SH-60Kとして制式化量産化を開始した。SH-60Jより若干機体が大型化し、さらに高性能化した低周波ソナー、戦術情報処理表示装置(AHCSD)、多機能化FDR、映像伝送装置を導入して格段の能力向上が図られた。攻撃武器としてはSH-60Jが魚雷のみであったのに対し、魚雷のほか対潜爆弾および対艦ミサイルASM(ヘルファイア)も搭載できる。その他の装備としてラベリング係止環および着艦誘導支援装置が装備されている。 SH-60Jとの外観の違いは、機首の延長とそれに伴いFLIRを機首に標準装備した点、機体左側のバブルウインドウが四角くなった点、対艦ミサイル搭載のため大型のパイロンが付いた点、メインローターブレードの先端に上半角、下半角、後退角が付いた点、機体右側の窓が2枚になった点、などであろうか。また、機内容積もSH-60Jに比べ拡大、さらに上記の写真のように、バブルウインドウ後ろのソノブイランチャー搭載スペースに、大型の窓を取り付ける事も可能になっている。2002年6月に試作機2機が第51航空隊に引き渡され各種試験が行なわれ、2005年3月に長官から部隊使用が承認された。量産型の調達開始は2002年度の7機からである。 なお、試作1号機は試験評価機USH-60Kに改修され、各種の装備試験に従事している。 |