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〈第6航空団/第303飛行隊(小松基地)#02-8917 050918.小松〉 |
愛称 | イーグル |
乗員 | J型:1人 DJ型:2人 |
全長 | 19.4m |
全幅 | 13.1m |
全高 | 5.6m |
全備重量 | 約25t |
エンジン | 2基 名称:F100-PW(IHI)-100(平成6年度納入分よりF100-PW(IHI)-220E) 推力:8,600kg(A/B使用10,600kg)/基 形式:アフターバーナー付ターボファン・エンジン |
最大速度 | マッハ約2.5 |
航続距離 | 約4,600km(約2,500nm) |
実用上昇限度 | 約19,000m |
武装 | M-61A1 20mm機関砲×1(950発)、空対空レーダーミサイル×4、空対空赤外線ミサイル×4 |
製作 | 機体:(輸入)米国マクドネル・ダグラス社(現ボーイング社)、(国産)三菱重工 エンジン:(輸入)米国プラット&ホイットニー社、(国産)石川島播磨重工 |
備考 | 日本の現主力戦闘機。米空軍の本格的な制空戦闘機として1974年に就役したF-15を、日本では1980年から導入開始した。F-15は就役から40年以上が経過したが、いまなお世界最強の制空戦闘機のひとつに数えられる。計画当初から将来的な発達を見込んで余裕のある機体設計をしたのが特徴で、米軍では初期のA型に続いてC型、複座機ではB型、D型、戦闘爆撃機タイプのE型と発展している。航空自衛隊の運用するJ型はC型の日本向けバージョンである。航空自衛隊では現在J型・DJ型合わせて約200機を保有し、第一線の7個飛行隊、教育飛行隊、飛行教導群、開発実験団、第1術科学校で運用している。 現在F-15を運用する国は戦闘爆撃機タイプのE型を含めると、アメリカの他に日本、イスラエル、サウジアラビア、韓国、シンガポールの5ヵ国だが、このうちライセンス権を得て自国で生産体制を持ったのは日本だけであり、輸入の14機を除く全機を三菱重工で生産している。 F-15J/DJには大きく分けて、Pre-MSIP機とJ-MSIP機の2種類が存在する。J-MSIPは「Japan-Multi-Stage Improvement Program」の略で、米国のMSIPに相当する多段階能力向上計画の事である。J型の899号機、DJ型の063号機以降に適用されており、それ以前の機体はPre-MSIP機と呼称される。ただし、Pre-MSIP機の中にも定期修理に入った際にJ-MSIP機に改修された機体がある。Pre-MSIPからJ-MSIPへの改修点はセントラルコンピュータの能力向上やコクピットの制御盤をアナログ方式からディスプレイ方式に改めた点が挙げられる。両者の外観上の違いはほとんど無いが、エアインテイク下や機首下に設けられたJ/ALQ-8 ECMアンテナ等の有無で、ある程度判別できる。 さらに航空自衛隊では1997年から将来における有効活用のため、J-MSIP機のレーダーやセントラルコンピュータの換装による近代化改修を始めた。これは形態1型と呼ばれる近代化改修計画で、これにより空対空誘導弾AAM-4/4改、さらにAAM-5の運用が可能になったほか、戦術データリンクの搭載等がなされた。さらに2002年から開発が始まった近代化改修 形態2型ではIRST(赤外線捜索・追跡装置)、統合電子戦システムの搭載などが見込まれている。また2018年にはJ型のJ-MSIP機に対して、さらに能力向上を図るため再近代化改修の計画が発表された。そろそろ老兵の域に達しつつあるようなF-15Jだが、まだまだ今後も十数年間は第一線で活躍する事になりそうだ。 飛行教導群の使用するF-15DJ(一部J型)には1機ごとに独特の塗装が施されている(下記画像参照)。 |