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〈警戒航空隊/飛行警戒監視隊(三沢基地)#54-3458/b.n.161789 060528.美保〉 |
乗員 | 5人 |
全長 | 17.6m |
全幅 | 24.6m |
全高 | 5.6m |
自重 | 約17.2t |
全備重量 | 約23t |
エンジン | 2基 名称:T56-A-425 出力:5,100E SHP/基 形式:ターボプロップ・エンジン |
最大速度 | 約600km/h(約325kt) |
巡航速度 | 約500km/h(約268kt) |
最大航続距離 | 2,550km |
飛行時間 | 約6時間(哨戒4時間) |
主要装備 | 長距離捜索レーダー APS-125、レーダー逆探装置
ALR-59、 データリンク装置 ARC-158、ARQ-34ほか |
製作 | 機体:米国グラマン社(現ノースロップグラマン社) エンジン:米国アリソン社 |
備考 | 低空侵入機の早期発見および対処の迅速化、陸・海部隊との作戦連係の容易化、捜索・救難・指揮の円滑化、陸上レーダーサイト機能の代替、通信の中継など、航空作戦運用効果のアップのため、1982年度から部隊配備され、現在までに13機が取得されている。機上の巨大な円盤状のレドームが実に印象的な機体である。また、航空自衛隊ではヘリコプター以外の航空機は垂直尾翼に部隊マークを入れるのが通例だが、このE-2Cに限っては例外的に胴体に部隊マークが入っている。 元は米海軍の大型艦載用早期警戒機であり、アメリカのFMS(有償軍事援助)方式で調達されたため、機体に米海軍のビューロナンバーが記入されている。艦載機らしく主翼が折たためるのが特徴で、航空祭でも大抵は翼を畳んだ状態で展示されている。また、もともと艦載用であるだけに機体の作りは非常にコンパクトになっており、そのためコクピットも大変狭くパイロットに負担を強いるので、長時間の警戒任務には向かないなどという話も聞く。 2000年度から同機の空中警戒監視能力向上を図るための改善が逐次実施されている。改善は主に捜索レーダーシステムと信号処理装置に関するもので、レーダー有効反射面積が現状より小さい目標まで探知可能になるなど、捜索能力が向上する。米海軍が配備しているE-2CグループIIの性能向上型であるホークアイ2000と同等の機能にアップグレードされた改修型機は、2005年1月から部隊配備が開始された。 現在は新たな早期警戒機としてE-2D(アドバンスドホークアイ)の調達が始まっている。 2005年3月、それまでの第601飛行隊/第1飛行班が警戒航空隊/飛行警戒監視隊として部隊改編された。その後2020年には飛行警戒監視群隷下部隊として第601飛行隊(三沢)、第603飛行隊(那覇)へ再改編されている。 |